M11(光害地)

20130709-M11
M11 たて座の散開星団(光度5.8等、視直径14’)
  • 【環境】2013/7/9 23:30 – /兵庫県加古川市/気温30℃/光害レベル:SQM-L測定値=17.3
  • 【光学系】FLT98CF + フラットナーレデューサー4(約490mm F5)/LPS-P2フィルター使用
  • 【カメラ】EOS 60Da
  • 【架台・ガイド】ケンコーSE2赤道儀/笠井ガイドファインダー60/Lodestar Autoguider
  • 【ソフトウェア】<オートガイド>iAG<撮影>EOS Utility<処理>(下記の通り)
  • 【撮影法】ISO800, 180sec x 8コマ
  • 【処理法】:RStackerによるダーク減算・フラット補正、Lightroom 4.4による現像、ステライメージ7(加算平均・調整)、Photoshop CS6、3×3ソフトビニング、640×640を切り出し。

昨日処理したM27と同じく、7月9日夜に自宅ベランダで撮影した、たて座の散開星団「M11」の画像処理を行った。

光害地なので、星雲よりは明るめの星団の方が写しやすいと思ったが、背景のノイズは星雲でも星団でも変わらず発生するので、結局背景処理に苦労することに変わりは無かった。

しかも、ISO400で撮影するつもりが間違ってISO800にしてしまい、余計ノイズが増えてしまった。

細かなザラザラしたノイズは、Photpshopのノイズ低減が効いてくれるが、大きなモヤモヤしたムラは、なかなか消しにくい。

いつもトーンカーブやレベル補正、マスク適用した彩度調整などを使ってなんとか調整して(誤魔化して)いるが、やり過ぎると細かな星が消えてしまう。さじ加減が難しい。

下の画像は、ある程度ノイズや背景ムラを残したものだが、こちらの方が良いのではないかとも考えた。

いずれにせよ、やはり質の良い元画像を得ることが肝心のようだ。

ただし、自宅の劣悪な環境下と非冷却の手持ち機材でどの程度まで撮ることができて、画像処理でどの程度リカバリーできるのか試行錯誤するのも、それはそれで趣味として楽しみ方の1つではあると思う。

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