2013/8/14 大河内高原

昨夜も大河内高原に出撃していた。
この盆休み中、8/10、8/12(ペルセ)に続き、1日おきの3回目となる。
GPVの予報では、0時過ぎから大河内高原あたりに雲が湧きそうな感じではあったが、ダメ元で行くことにした。

22時頃現地に着いたときはおおむね快晴だったが、12日と比べるとかなり透明度が悪くボンヤリしていた。
しかし、折角現地まで行ったので、雲が出てくるまで何かしら撮影することにした。

機材設置完了時点でまだ月が沈んでいなかったので、とりあえず試運転&ボウズ回避ということで明るいM57を撮影した。

M57 環状星雲 (こと座の惑星状星雲 光度9.0等、視直径1’)
  • FLT98CF + フラットナーレデューサー4
  • EOS 60Da, ISO800, 180sec.
  • カメラ出力JPEG1コマのみ、無調整でピクセル等倍切りだし。

さすがにM57は小さいが明るく、ISO800、たった3分の露出で、JPEG無加工でもそこそこの画質になった。


さて、今回の主対象はケフェウス座の「アイリス星雲(LBN487)」とした。
以前から撮影したかった対象で、ちょうど今頃が撮影に適した時期となる。ただし、星雲の淡い広がりが今回のような透明度の悪い空で写るのかどうか。

ひとまず5分露出で撮ってみた。

  • 機材はM57と同じ。
  • ISO800で300sec.
  • カメラ出力JPEGを縮小後、若干調整あり。トリミング無し。

見ての通り完全に露出不足で、気温22℃のためかノイズも多い。星雲中心以外はノイズに埋もれている。
やはり5分では話にならないようだが、感度や露出時間を増やすと、この気温では更に酷いノイズとなってしまう。

今回この対象を撮影するのは空と気温の状態的に無理かと思ったが、これから秋にかけて撮影の機会があるのかどうか分からないし、このまま多数枚撮影してみる事にした。

空の方は結局薄雲が少し出るぐらいで、薄明まで快晴を維持した。しかし透明度はかなり悪く、天頂の天の川も冴えない感じだった。

薄明までアイリス星雲を5分露出×44コマ(220分)撮影し、撤収した。
没のコマを除くと30コマ台の合成枚数となりそうだ。後日、ダーク、フラット、コンポジット等の画像処理をしてみたい。

また、眼視では双眼鏡と肉眼で観望したが、ペルセウス座流星群の残りと思われる明るい流星が数個見られて、ちょっと得した気分であった。

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