M46 & M47 (とも座の散開星団)・NGC2438(惑星状星雲)

20131102-M46-M47
とも座の散開星団 M46(左・6.1等・視直径27′ )、M47(右・4.4等・視直径30′ )
  • 【環境】2013/11/2 4:14 – 4:24 /兵庫県加古川市/気温12℃/光害レベル:SQM-L測定値=18.1
  • 【光学系】FLT98CF + フラットナーレデューサー4(約490mm F5)/LPS-P2フィルター使用
  • 【カメラ】EOS 6D
  • 【架台・ガイド】ケンコーSE2赤道儀/笠井ガイドファインダー60/Lodestar Autoguider
  • 【ソフトウェア】<オートガイド>iAG<撮影>EOS Utility<処理>(下記の通り)
  • 【撮影法】ISO1600, 60sec x 8コマ
  • 【処理法】:RStackerによるダーク減算・フラット補正、Lightroom 4.4による現像、ステライメージ7で加算平均、ステライメージ7、Photoshop CS6で調整、4×4ソフトビニング、トリミングなし。

今朝は早起きしてラブジョイ彗星&アイソン彗星を撮影しようとしたら、快晴なのに、まさかの濃霧発生で全く星が見えず残念。

さて、私がメインで使用している直焦点用の機材は「William Optics FLT98CF」+「フラットナー・レデューサー4」なのだが、これまでずっとデジタルカメラのAPS-C機を用いてきたので、このレデューサーはてっきりAPS-Cサイズまでと思い込んでいた。

しかし先日フルサイズのEOS6Dを購入したので再度確認してみたら、どうやらフルサイズに対応しているようだ。どうりで大きいはずだ(重量540gで、KissX2のボディより重い)。

というわけで、少し前になるが、自宅ベランダからM46&M47を撮影した。光害地なので、フラットナーレデューサー4の2インチスリーブ先端に、48mm径のLPS-P2フィルターを付けての撮影である。

M46(左)の中にある緑の点はノイズではなく、惑星状星雲NGC2438。
ピクセル等倍で画像を切り出すと、ドーナツ状になっているのが分かる。

NGC2438 (惑星状星雲・10.0等、視直径1.1’)

画像処理を行っていない、カメラのJpeg出力(縮小のみ)は、下の画像。

さすがにフルサイズだと周辺減光が目立つ。今回は星団ということであまり強い強調処理はしておらず、フラット補正でOKだった。しかしこれが淡い星雲になると、周辺部は苦しいかもしれない。

それから、今回は周辺の星像が尾を引いている。このレデューサーはヘリコイドでレンズを移動させてセンサーとの距離を調整できる。フラットナーといっても画面全体で均質にはならず、中心部と周辺部でピントが若干異なるので、どこに重点を置くかで微妙に調整位置が異なる。今はAPS-Cのサイズに合わせた調整をしているので、フルサイズで使うなら、周辺の星像もそこそこ点像に近づくように微調整が必要なようだ。ただ、カメラによって調整し直すのも面倒なので、基本的に直焦点ではフルサイズの6Dは使わない予定。

なお、6Dは60Daに比べてホットスポットが多く、ダーク減算無しでは縮小しても目立つ輝点が残るのが残念。

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