M17 オメガ星雲(光害地・Quad BP)

M17
M17 オメガ星雲 (いて座の散光星雲) 光度7.0等 視直径20′
  • 【環境】2019/5/12 3:29 – 0:19/兵庫県明石市/気温 16℃/光害レベル:SQM-L測定値=18.8
  • 【光学系】FLT98CF + フラットナーレデューサー4(約490mm F5)/サイトロンQuad BPフィルター
  • 【カメラ】ASI294MC Pro
  • 【架台・ガイド】ケンコーSE2赤道儀/笠井ガイドファインダー60/Lodestar Autoguider
  • 【ソフトウェア】<撮影>APT/<処理>ステライメージ、DeppSkyStacker、FlatAide Pro、Photoshop CC
  • 【撮影法】センサー温度0℃・ゲイン300・180sec x42コマ/APTとPHD2連携によるディザリング
  • 【処理法】:3×3ソフトビニング、周辺部トリミング

光害地の自宅でQuad BPフィルター用いて撮影した、いて座の散光星雲M17。M17はオメガ星雲、または白鳥星雲とよばれている。

M17は夏の天の川の中にあり、周囲に多くの散光星雲が分布している。右下にはIC4701(Sh2-44)という番号が付いた、視直径60’と大きく淡い星雲の一部が見えている。このような淡い散光星雲でもQuad BPフィルターのおかげで明石市内の自宅から撮影することが出来るようになった。

また、淡い星雲を浮かび上がらせるにはフラット処理が重要だが、今回はステライメージによる通常のフラット処理に加え、FlatAide Proのバッチキャリブレーションで、シェーディング画像による追加のフラット処理を行った。これは星雲等の目立った天体が無い領域で補正用の画像を1コマ撮影しておく必要があるが、通常のフラットで残ったムラを補正出来る有効な手段。

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