書籍

雑記

【書籍】星を継ぐもの

ハードSFの巨匠、故・ジェイムズ・P・ホーガン氏の1977年のデビュー作にして大傑作「星を継ぐもの」。日本での出版は1980年なので、もう40年以上も前になる。 私個人的には、今まで読んできたSF小説の中で3本の指に入る。初めて読んだ時、その展開で受けた衝撃は忘れられない(ネタばれを避けて語るのは難しい)。とにかくハードSF好きで、これをまだ読んでいない人がいるとしたら、もったいない。というか、うらやましい。私も記憶を消してもう一度読みたい。 なお続編として「ガニメデの優しい...
系外銀河

15年前のデジカメでたった8分露出で撮ったアンドロメダ銀河の画像を再処理してみた。

5月15日に発売となった「アンドロメダ銀河かんたん映像化マニュアル」。これについては下記記事で詳しく紹介している。 天文プロもベテランアマチュアも、とりあえず買って読んでみれば、それぞれの立場で新たに気づかされることが有ったり、色々考えされられるのではないか。いまこのような本が印刷物(紙の書籍)で登場すること自体も含めて、問題提起の一冊でもある。 それにしてもこの本のタイトルは長い。特に会話の中に入れるのはしんどい。「あのアンドロメダ銀河かんたん映像化マニュアルを買って読んで...
雑記

【書籍】「アンドロメダ銀河かんたん映像化マニュアル」

天体撮影のノウハウをまとめた初心者むけ入門書 2023年5月15日に発売開始される「アンドロメダ銀河かんたん映像化マニュアル」。JUNZO(著)、日本実業出版社、定価\2,000+税。 アンドロメダ銀河かんたん映像化マニュアル(表紙) この書籍に、当ブログA's balcony(A-1名義)からも7点ほどの銀河・星雲画像を提供したので、少し紹介する。 なお、内容の「チラ見」は下記URLから可能。 この本は著者であるJUNZOさんがふとしたきっかけで「アンドロメダ銀河の渦巻きは...
雑記

【書籍】角川の集める図鑑GET! 星と星座

つい先日の2022年6月8日に株式会社KADOKAWAから発売された図鑑「角川の集める図鑑GET! 星と星座」。 角川の集める図鑑GET! 星と星座(総監修:永田美絵、 監修:本間希樹ISBN:9784041118511) 本書の内容については、発行元のサイトにて詳細に説明されている(試し読み有り)。 全天88星座全てについて、探し方や成り立ちなどがイラストや写真でわかり易く解説されており、各星座内の星雲・星団も写真をふんだんに使って解説されている。これまでの星座の本(図鑑)...
雑記

【書籍】星になりたかった君と

ステイホームで旅行も帰省もできず、満月期の上に天候も悪そうな年末年始。機材いじりと画像処理と、あとは読書でもしようかと思って買った新刊本。既に天文界隈では有名なようで遅ればせながら読んだ。遊歩新夢(著)、実業之日本社。第一回令和小説大賞受賞。 主人公の青年が天体観測をライフワークとしているので、そのあたりの描写は非常に細かい。一般的な小説の典型的な天体観測場面といえば、例えば「屈折経緯台を河原へ担いでいって、ポンと置いて星に向けて、接眼レンズを覗く」という風だが、この小説はそ...
重星

【書籍】都会で星を楽しもう(DSO観望ガイドブック Vol.3)

最近は遠征頻度がかなり少なめで、光害地の自宅観望・撮影が多めの状況になったので、光害地で見やすい天体のおすすめ情報がほしい。 また、これからは重星も観測対象に入れることにしたので、二重星のガイドブックがほしい。 そのような目的に合いそうな書籍があっったので、購入してみた。 都会で星を楽しもう(DSO観望ガイドブック Vol.3)著:小雲 夕、ヴェガ出版、¥3400+税 都会で星を楽しもう(DSO観望ガイドブック Vol.3) 内容は撮影できないが、二重星が多めで期待通りの感じ...
画像処理

雑誌Interface 2020年7月号(画像処理特集)

先日、用件があって久しぶりに外出した際、時間調整の必要があって立ち寄った書店で雑誌類を眺めていたら、「Interface」7月号の表紙が「画像処理教科書」になっているのが目に止まった。 結局買った 私は普段、プログラミングは仕事関連のみでプライベート(趣味)ではしないしマイコンも触らないので、この手の雑誌はあまり購入することはない。だいたいいつも、PythonとかRaspberry PiとかAI・機械学習とか画像認識とかそんな感じの記事が多いなあ、と思ってちらっと見るだけだっ...
雑記

【書籍】新・神戸の残り香/海文堂書店

(今回は天文関係ではない話です。) 昨日、神戸・元町の海文堂書店に立ち寄ったところ、2階奥のギャラリーで「成田一徹さん 切り絵展」が開催中だったので、見に入ってみた。 (成田さんは神戸出身の切り絵作家で、昨年ご逝去なさっている。) 大変美しくて雰囲気のある切り絵と出版物、公式複製画の展示・販売だったが、注目は神戸新聞に連載されていた「神戸の残り香」シリーズ。六甲山や北野のような有名観光地だけでなく、神戸の「地元感」のある雰囲気を切り取った作品が数多くあった。 私としては子供の...
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URANOMETRIA 2000.0 DEEP SKY ATLAS All Sky Edition

今更ではあるが、詳細な星図が手元になかったので、「Uranometria 2000.0 Deep Sky Atlas All Sky Edition」を購入した。 URANOMETRIA2000は以前から分冊で高価なイメージがあったのだが、これは一冊にまとまっていて、Amazonで比較的安価になっていたので、この機会に購入した。 星図は見開きで220枚(440ページ)あって、かなり分厚い。 単3電池並の分厚さがある。 中身のサンプルはこちら。 暗黒星雲含めて星雲星団も詳細に載...
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【書籍】Deep-Sky Companions: The Secret Deep

“Deep-Sky Companions: The Secret Deep” を購入。 先日、「バンビの首飾り」の画像処理をしてブログに掲載するとき、その説明のためにネット「NGC6589」等のキーワードで検索していると、Google Booksでこの書籍が引っかかった。 これは、眼視観望の対象を紹介する「Deep-Sky Companions」の第4弾で、メシエ天体などのメジャーな天体ではなく、ちょっとマイナーな「知る人ぞ知る」、面白そうな天体を紹介しているようだ。「バンビ...
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