
- 【環境】2025/4/27 1:44 ~ 3:56 / 兵庫県明石市/気温 13℃/光害レベル:SQM-L測定値=18.9
- 【光学系】R200SS + エクステンダーPH(1120mm F5.6)/ Comet BPフィルター
- 【カメラ】ASI294MC Pro
- 【架台・ガイド】ケンコーSE2赤道儀/ガイド鏡:ミニボーグ50+クローズアップレンズNo.2/ガイドカメラ:ASI178MM
- 【ソフトウェア】<撮影>N.I.N.A 3.1/ <ガイド>PHD2/ <処理>(下記の通り)
- 【撮影法】センサー温度0℃・ゲイン200・オフセット30・180sec x 42コマ(合計126分)/PHD2によるオートガイド・ディザリングあり
- 【処理法】
- 前処理(リニア):PixInsight: WBPP, ABE, DBE, SPCC, BlurXTerminator, NoiseXTerminator
- 後処理(ノンリニア):ステライメージ10・Photoshop
- 50%縮小・トリミングあり
光害地の自宅から撮影した、うしかい座の球状星団NGC5466。
位置は下図の通り。

隣のりょうけん座にある大型の球状星団・M3のすぐ近くに位置している。うしかい座は撮影しやすい位置にあるのに有名な星雲・星団が無く、小さな系外銀河だけが点在しているが、このNGC5466は例外的に大きく(視直径11’)、目立っている。大きさはメシエ番号の付いた球状星団に遜色ない立派なものだが、「シャプレー・ソーヤー集中度」は最もまばらな側の「XII」なので、中心部まで星が分解して見る。ただし星の数の多さと、丸く集まっている様子は明らかに球状星団であり、散開星団のような印象は無い。
またこの球状星団の周囲にはPGC番号の付いた小さな系外銀河が多くある。

それらの中で一番目立つPGC50187(球状星団の斜め右上)でも、光度 15.54等 長径 0.75′ 短径 0.35’と非常に小さくて暗い。こんな小さくて暗い天体が市街地の光害の中でも写るのは、最近の高性能な対光害フィルターとCMOSカメラのおかげ。
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