こじし座の系外銀河NGC3486

こじし座の系外銀河 NGC3486
こじし座の系外銀河 NGC3486(光度 10.3等 視直径 6.90’)
  • 【環境】2025/5/2 20:54 ~ 5/3 1:05 / 兵庫県明石市/気温 17℃/光害レベル:SQM-L測定値=18.4(月齢4.7の月明あり)
  • 【光学系】R200SS + エクステンダーPH(1120mm F5.6)/ Comet BPフィルター
  • 【カメラ】ASI294MC Pro
  • 【架台・ガイド】ケンコーSE2赤道儀/ガイド鏡:ミニボーグ50+クローズアップレンズNo.2/ガイドカメラ:ASI178MM
  • 【ソフトウェア】<撮影>N.I.N.A 3.1/ <ガイド>PHD2/ <処理>(下記の通り)
  • 【撮影法】センサー温度0℃・ゲイン200・オフセット30・180sec x 80コマ(合計240分)/PHD2によるオートガイド・ディザリングあり
  • 【処理法】
    • 前処理(リニア):PixInsight: WBPP, ABE, DBE, SPCC, BlurXTerminator, NoiseXTerminator
    • 後処理(ノンリニア):ステライメージ10・Photoshop
    • 67%縮小・トリミングあり

光害地の自宅から撮影した、こじし座の系外銀河NGC3486。

NGC3486は渦巻き銀河で、フェイスオンに近い斜めから見ているので、多くの腕が確認できる。雰囲気的にはM33に近い。ただし腕の周辺部は光害に埋もれてしまって見えづらい。月明はあったが、半月に満たないので影響は小さいと思う。

位置は下図のとおり。

NGC3486の位置

こじし座は目立たない星座で、今一つ位置がつかみにくいが、有名な星座である「しし座」と「おおぐま座」に挟まれており、天の川からは離れているので系外銀河が多くみられる。

こじし座には有名な銀河は無いが、NGC3344やNGC3395・3396など、小さくても興味深い形状の銀河が点在している。ある程度の長い焦点距離が必要だが、これらの小さい銀河を地道に拾っていくのも面白い。

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