A-1

散光星雲

AZ-GTi 経緯台による星雲撮影

昨年末の「木星と土星の大接近」は非常に珍しく見応え(撮り応え)のある現象ということで、事前準備をしっかりやろうと思っていた。当初、自宅敷地内からは南西低空の木星と土星は見えないだろうから、近くの公園などに持っていける機材を使おうと思っていた。鏡筒はBORG71FLにするとして、架台の方に困った。スカイメモRやJILVA-170等のポタ赤のセットは赤緯方向が粗動のみで使いにくいし、ポルタ経緯台は手動追尾になってしまう。 そこで、SkyWatcherの自動経緯台「AZ-GTi」に...
系外銀河

M31 アンドロメダ大銀河(ACL200・光害地)

M31 アンドロメダ大銀河 【環境】2020/11/14 22:22 - 11/15 0:59 / 兵庫県明石市/気温10℃/光害レベル:SQM-L測定値=18.5【光学系】Askar ACL200(200mm F4)/ Comet BPフィルター【カメラ】ASI294MC Pro【架台・ガイド】ケンコーSE2赤道儀/SVBONY 30mm F4ガイド鏡/ASI120MM Mini【ソフトウェア】<撮影>APT3.84/ <ガイド>PHD2/ <処理>(下記の通り)【撮影法】...
雑記

【書籍】星になりたかった君と

ステイホームで旅行も帰省もできず、満月期の上に天候も悪そうな年末年始。機材いじりと画像処理と、あとは読書でもしようかと思って買った新刊本。既に天文界隈では有名なようで遅ればせながら読んだ。遊歩新夢(著)、実業之日本社。第一回令和小説大賞受賞。 主人公の青年が天体観測をライフワークとしているので、そのあたりの描写は非常に細かい。一般的な小説の典型的な天体観測場面といえば、例えば「屈折経緯台を河原へ担いでいって、ポンと置いて星に向けて、接眼レンズを覗く」という風だが、この小説はそ...
散開星団

M38と勾玉星雲付近(光害地・ACL200)

M38・勾玉星雲付近(ぎょしゃ座) 【環境】2020/11/22 1:42 - 4:16 / 兵庫県明石市/気温7℃/光害レベル:SQM-L測定値=19.2【光学系】Askar ACL200(200mm F4)/ Quad BPフィルター【カメラ】ASI294MC Pro【架台・ガイド】ケンコーSE2赤道儀/SVBONY 30mm F4ガイド鏡/ASI120MM Mini【ソフトウェア】<撮影>APT3.84/ <ガイド>PHD2/ <処理>(下記の通り)【撮影法】センサー温...
惑星

2020/12/23 木星と土星の接近

今月9日から14日間連続で観測できていた接近現象だが、昨日夕方は全天が雲に覆われ、もう無理かと思った。しかし雲が薄くなった部分からなんとか見えそうな様子。 200mmレンズとPENTAX KPで撮影、ピクセル等倍切り出し 薄雲越しでボヤケているが、ミューロン180C+レデューサー、ASI294MC Proで動画を撮影した。 木星と土星の接近 2020/12/23 17:48 JST 薄雲越しながら、それなりにちゃんと写っている。12/21・22の最接近時からは一気に離れてしま...
惑星

2020/12/22 木星と土星の接近

昨日(2020/12/22)の夕方に撮影した木星と土星。日本から見える最接近は12/21夕方で約6分40秒角だったが、22日夕方も約7分20秒角程度で、まだまだ近い。 これまで同様、ミューロン180Cに純正レデューサー(約1728mm・F9.6)にASI294MC Proを付けて動画撮影した。 木星と土星の接近(2020/12/22 17:27 JST) 相変わらずシーイングが悪く、ユラユラしてピント合わせも難しい状況だったが、土星の輪ははっきり確認できた。 下の画像は、Re...
惑星

2020/12/21 木星と土星の接近

木星と土星の最接近となった昨日夕方は、日没前には南西の空を雲が覆っていてあせったが、17:30前ぐらいから晴れてきて、無事に撮影することができた。 機材はミューロン180C+純正レデューサー、ASI294MC Pro。 木星と土星の接近 12/21 17:44 (JST) シーイングはかなり悪く、動画を見ても常に揺れている状態。時折土星の形が分からなくなるぐらいボヤける。 下の画像はRegiStaxで約1600フレームをスタック、ウェーブレット処理し、ステライメージとPhot...
惑星

2020/12/20 木星と土星の接近

昨日(2020/12/20)夕方の木星と土星。最接近1日前の様子を撮影した。 鏡筒は12/19と同じミューロン180C+純正レデューサー(1728mm・F9.6)。カメラはASI294MC Proを用いた。画素ピッチがより細かいASI183MC Proの方でも一応撮影していたが、画像サイズが大きくなりすぎるためかRegiStaxでのスタック処理がうまく行かず、動画にしても294MCに比べて高精細感が無かったため、294MCの方を使用した。 まずは動画(トリミング済み)。 木星...
惑星

2020/12/19 木星と土星の接近

昨日(2020/12/19)夕方の木星と土星を撮影した。 ミューロン180Cを木星が見える場所になんとか持ち込むことができたので、それに純正レデューサーを付け、1728mm・F9.6の光学系での撮影となった。焦点距離がこれまでに比べてかなり長めになったので、カメラは画素ピッチが大きめの粗いASI294MC Proにしている。これまで使っていたASI183MC Proでは解像度が高すぎるのではないかと考えたためだが、迷うところ。 下の動画は、撮影した動画をトリミングと明るさ調整...
惑星

2020/12/18 木星と土星の接近

昨日(12/18)夕方も、木星と土星を撮影した。雲がかなり多かったが、その隙間からなんとか撮影することができた。 木星・土星・月(2020/12/18 17:44) 12/17に接近した三日月は、月齢4となって少し離れた。木星と土星はすでに月の直径(30分角)と同程度になっているのが分かる。 「FLT98CF+レデューサー+1.4xエクステンダー」の約690mm・F7の光学系に、ASI183MC Proを付けて動画撮影し、RgiStaxで約1300フレームスタック、ウェーブレ...
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