機材

散光星雲

FLT98でM42の撮影

昨夜は自宅にてオートガイドソフト(iAG)のテストを兼ねて、FLT98による撮影を行うことにした。天気はほぼ快晴となったが、秋にもかかわらず春のような霞んだ状態で、光害も多め。どうやら黄砂が来ているらしいが、その影響だろうか。 とりあえず、光害があっても何とか写ってくれそうなM42(オリオン大星雲)を撮影することにした。 試し撮りでは、LPS-P2を付けているのに背景が赤くかぶってしまった。いつもはLPS-P2を付けると青っぽくかぶるのだが、それだけ空の状態が悪いようだ。これ...
機材

オートガイドソフト「iAG」で、キャリブレーション無しのガイド

オートガイドソフトウェア「iAG(intelligent Auto Guider)」を手っ取り早く使う方法として、説明書には「クイックスタート」が書かれている。これでとりあえずキャリブレーションとガイドを行えるが、キャリブレーション無しでのガイドも行うことが出来る。 メイン画面の「Mode」を「Constant」にすると、ガイド星のズレを検出したときの補正信号の送出時間が固定値となる。補正量が固定なのでキャリブレーションも不要だ。この補正量は「Control」タブの「Shif...
機材

オートガイドソフト「iAG」公開

オートガイドソフトウェア「iAG(intelligent Auto Guider)」のβ版(フリーソフト)が公開となった。これはWindowsパソコンのUSB端子に接続したカメラとリレーボックスで、赤道儀のオートガイドを行うものである。私はこの春からα版のテスターとして開発に関わってきた。 iAGの公開サイトはこちら 開発者のホームページはこちら 説明書の「開発経緯」によると、 インターネットで探してみると汎用入出力デバイスであるUSB-IOを使用したフリーのオートガイドソフ...
遠出・遠征

2009/9/19 兵庫県多可町

9月の大型連休の初日だが、天気予報も割と良さそうとのことだったので、多可町へ遠征した。メンバーは私とA(2)さん、A(3)さん、りんしゃんさんの4人。 多可町 現地に着いたときは、雲も少なめで天の川も見えていたが、機材を出しているうちにどんどん雲量が増加してきた。晴れ間もあるが風が強くて雲がどんどん流れてくる状況だったので、スカイメモRによる星野写真はあきらめ、SE120による観望のみを行うことにした。 先月までに全メシエ天体の観望を完了したので、暗いM天体を星図を見ながら頑...
機材

ケンコーSE102鏡筒の接眼部強化

SYNTA社のOEM望遠鏡は口径の割に安価で、気軽に購入してあまり気を遣わずに使えるところが良い。安価と言っても粗悪品ではなく、それなりにちゃんとした望遠鏡だし、コストダウンの結果か、軽量に仕上がっているところはむしろ利点でもある(12cmがポルタに載る)。私も気がつけば3本も所有していた(ケンコーSE102,SE120,ビクセンED100Sf)。 これらを使っているうちにどうしても改善したいところが出てきた。それが2インチ接眼部(2インチアダプター)である。私が所有している...
拡大撮影

NexImageとQcam S7500を、木星撮影にて比較

現在私が天体向けに用いているWEBカメラは、セレストロンの「NexImage」とロジクールの「Qcam S7500」である。 NexImageとQcam S7500 NexImageはオードガイドシステムである「ガイドウォーク」に用いるためにセットで購入したもので、天体向けとして作られているので無改造で31.7mmの接眼部に差し込んで使うことが出来る。センサーはCCDだ。一方S7500は一般的なWEBカメラでセンサーはCMOS。望遠鏡に接続するためにレンズの除去と31.7mm...

【機材】ミニボーグ(mini BORG)60ED(ガイド鏡仕様)

・2009年8月 購入 これまで自宅で直焦撮影する際のガイド鏡には「ケンコーSE102」を用いてきた。この鏡筒は安くて口径が大きく、更に10cmとしてはかなり軽量であるため、ガイド鏡としては十分なものである。しかし今後遠征へ機材を持ち出すことを考えると、撮影用鏡筒とSE102の両方を運搬するのはかなり大変だ。ということで、遠征時のガイド鏡として6cmクラスで持ち運びのしやすい機材を検討した結果、ミニボーグの60EDを購入した。これは対物レンズと鏡筒部を合わせて510gとかなり...
拡大撮影

月面の拡大撮影と、デジカメのセンサークリーニング

先日、月齢8.4の月をFLT98で直焦点撮影した後、ついでにパワーメイト(5倍)を用いての拡大撮影も試してみた。パワーメイトの接眼スリーブ部を外してレンズ部のみを拡大撮影アダプター(SD-1X)に組み込み、KissX2を接続して撮影した。撮影は1コマのみでコンポジットは行っていない。 アペニン山脈~雨の海付近 FLT98 / 5倍パワーメイト  拡大撮影Kiss X2, ISO1600, 1/8sec.25%に縮小・アンシャープマスク処理 *アポロ15号の着陸地点がある。 月...
拡大撮影

【機材】5x パワーメイト(木星撮影でナグラーズームと比較)

・2009年7月購入 これまで何回か木星をNexImageで撮影したが、そのときの拡大方法はアイピースによるものであった。しかし、バローレンズによる拡大法についても一度試してみたいと思い、惑星撮影では評判の良さそうなテレビュー社の「5倍パワーメイト(1 1/4インチ)」を購入してみた。 5x パワーメイトとナグラーズーム ナグラーズームと並べてみたところ。結構長さがあるが、ほとんどが接眼スリーブ部であり、レンズ部はそれほどでもない。 5x パワーメイト分離 レンズ部と接眼スリ...
望遠鏡直焦点

クローズアップレンズによる簡易フラットナー/レデューサー

FLT98は直焦点での周辺星像が悪くフラットナーの必要性を感じていたが、クローズアップレンズがフラットナー/レデューサーの代わりになるようなので、とりあえず試してみることにした。 クローズアップレンズ 購入したクローズアップレンズは、52mmサイズで、 ・ケンコー クローズアップレンズ AC NO.2(以下、No.2)・ケンコー クローズアップレンズ PRO1D AC NO.3(以下、No.3) の2つである。両方ともアクロマートだが、No.3の方はデジタル対応のマルチコート...
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