ミューロン180C

拡大撮影

2020/8/16 未明の火星

8/15の夜に木星と土星を撮影したのに続き、日付が変わってから明け方近くに火星を撮影した。 火星 2020/8/16 3:33 (JST) 視直径は16秒角とかなり大きくなり、特徴的な模様もわかるようになってきた。今回は大シルチスやヘラス平原が見えている。 気になるのは、外縁部に同心円状の黒い筋が出てしまっていること。これは元動画の状態でうっすら確認できる。 元動画 元動画に含まれているのでウェーブレット処理によるリンギングでも無さそうだし(強調はされるが)、ちょっと謎。ピン...
拡大撮影

2020/8/15の木星と土星

昨夜はシーイングが良好な快晴となり、やっとまともな条件下で木星と土星を撮影することが出来た。 まずは木星。 木星 2020/8/15 22:44 (JST) これまでは薄雲や悪シーイング下での撮影が多く、ピクセル等倍では見るに堪えない画像であったため2x2ソフトウェアビニングで半分に縮小していた。しかし今回はそこそこ良好な画像が得られたのでピクセル等倍とした。 また、今回初めてWinJUPOSのDe-rotation機能を使って、90秒の動画の3回分を合成した。確かに1回分の...
拡大撮影

2020/8/6の木星

梅雨明けしても雲が多い毎日が続き、晴れても透明度が非常に悪い。 これは、8/6の夜、一等星がなんとか見えるほぼ薄曇りの中、無理やり撮影したもの。 透明度は非常に悪く、眼視でも全体的に茶色ぽかった。なかなかまともな状態で撮影できずにいる。 このような空なので、土星は暗すぎてあきらめた。 火星は明け方撮影すれば良いのだが、天候が不安定で、いつにわか雨が降るかわからない状態で望遠鏡を出したままに出来ず、撮影できていない。 8/6以降は昼に晴れることは多いが、夕方から夜にかけて雲が多...
機材

フラット画像撮影用ELシート(A4版)

先日から、ELシートを用いたフラット撮影用パネルの充実を図っており、10cm角の小型版(主にBORG71FL・60ED用)、およびA5版(主にFLT98CFや望遠レンズ用)について整備した。 残るはミューロン180c用だが、これにはA4版が必要になる。A4サイズのELシートは、通販で手頃な価格での入手が難しい。その中でも比較的購入しやすい「ワンダーキット・ホワイトA4サイズELシート(型番:WH-A4)」を購入してみた。 これまで購入してきたものは配線とラミネート加工済みだっ...
拡大撮影

2020/8/2 の木星

惑星の撮影は6月21日未明以来ずっと天気が悪くて実施できていなかったが、梅雨明けが長引いているうちに、木星も土星も衝を過ぎてしまった。 昨夜も雲が多い天気だったが、長らく撮影していないので雲の隙間を狙って木星を撮影してみた。 ただ、ごく薄い雲が常にかかっている状態で透明度が悪く、ぼんやりした感じ。 このあと土星を撮影しようとしたら、再び雲に覆われてしまった。 翌日は平日のため夜ふかしも出来ず、火星もまだ見えない時間帯なのでこれで撤収した。
重星

二重星の試写

先日の木星・土星・火星を撮影した晩、各惑星が昇ってくるまでの時間待ちの際、待機中の惑星撮影セッティングそのままで二重星が撮影できるのではないかと思い、試しに撮影してみた。 これまで二重星を拡大撮影したことはほぼなかったので、ノウハウもまったくなく、導入して適当な設定で動画撮影しただけ。ただ、どの程度分離できるものか試したかったので、離角が小さめのものを選定した。 まずは、うしかい座ε(イザール/プルケリマ) うしかい座ε(イザール/プルケリマ)  (2017) 2.6等/4....
拡大撮影

2020/6/21 火星・木星・土星

2020/6/20の夜(6/21の未明)、火星・木星・土星の拡大撮影を行った。 惑星の拡大撮影を行うのは、約2年前の火星大接近(終盤)以来となる。木星は4年ぶり、土星は5年ぶりと、かなりのブランクがある。5年前に転居してからしばらく天文活動をしていない期間があり、その間は火星大接近撮影とたまの遠征による星野撮影は行っていたものの、惑星撮影までは手が回らずにいた。 前回(2018)の火星大接近は、火星の砂嵐の発生で模様があまり見えない事態となってしまった。今年は前回比93%の視...
拡大撮影

惑星撮影機材の試行錯誤(一応の目処)

先日から惑星撮影用機材の組み合わせについて試行錯誤していて、前回は合成F値が狙いの30より若干暗めの32になっていた。 今回は眼視側のBORG直進ヘリコイドSをM42ヘリコイドTに変えて光路長を短縮し、カメラ側もそれに伴ってM42P0.75延長筒を減らして、パワーメイト2.5xと鏡筒の距離を短縮した。これで主鏡の繰り出しが減って主焦点距離が短くなり、合成F値が明るくなるはず。 惑星撮影用機材 ただし、接続間違いが一箇所あったのに後で気がついた。カメラ(ASI183MC Pro...
散光星雲

ミューロン180C+レデューサーによるM42中心部のライブスタック撮影(光害地)

M42 オリオン大星雲の中心部 (ミューロン180C + 純正レデューサー) 【環境】2020/3/16 20:24 - 20:43/兵庫県明石市/気温 4℃/光害レベル:SQM-L測定値=18.6【光学系】ミューロン180C / μフラットナーレデューサー(f=1728mm・F9.6) / ZWO UV/IRカットフィルター【カメラ】ASI183MC Pro【架台・ガイド】ケンコーSE2赤道儀/ノータッチ恒星時追尾【ソフトウェア】<撮影>Sharp Cap Pro 3.2 ...
拡大撮影

Powermate 2.5xおよびADCの導入と惑星撮影機材の試行錯誤

先日、ミューロン180Cの接眼部の後ろに接続する惑星撮影用機材の仮組みをしたが、合成F値が42と暗すぎる結果になった。これは使用したバローレンズからカメラセンサーまでの距離が長過ぎ、拡大率が公称値(2.5倍)から大幅に上がってしまったため。 そこで今回、カメラまでの距離によって拡大率が変わらない(らしい)パワーメイトの2.5倍(1.25インチ)を導入して再構成した。また、ついでにZWOのADC(大気分散補正プリズム)も購入して組み入れたので、結局、惑星撮影機材の定番的組み合わ...
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