今年のしぶんぎ座流星群の極大は日本時間1月4日の正午ごろということで真昼になる。しぶんぎ群のピークは鋭く、流星を多く見ることが出来る時間帯は極大前後の数時間に限られると思われる。そのために今年はあまり期待できなかった。一応撮影はしてみたが、やはりあまり写らなかった。しかし明るい流星を2つほど捉えることが出来たので、暗い流星や散在流星も合わせて動画を編集してYouTubeにアップロードした。
- 撮影日時:2023年1月3日夜~4日未明
- 光害地(SQM-L測定値18後半~19程度)
- カメラ:ASI482MC、レンズ:MEIKE 6.5mm F2.0(開放)
- ゲイン=400、露出時間 1/20[sec]、フレームレート=20fps、解像度=1920×1080
- SharpCap 4.0(キャプチャ)
- PIPP(SER→AVI)、AviUtl(画質調整)、DaVinci Resolve(Neat Videoによるノイズ低減など)
機材はいつもの「ASI482MC + Meike6.5mm F2.0」。ATOM Cam2でも撮影をしていたが、そちらはまだ手付かず。
流星の検出についてもいつも通りの「一コマ飛ばし比較明合成」画像を用いた。今回一番明るかった流星の検出画像が↓。
画面左側の点線が流星で、点線の線の数が約13個ある。撮影は20fpsなので点線の線の部分の時間は50ms。つまり50×2×13=1300msとなり、この流星の継続時間は約1.3秒となる。
また線が曲がっているのは、この撮影に用いたレンズ(Meike6.5mm F2.0)が魚眼レンズで歪曲収差を補正していないため。魚眼と言っても対角線魚眼であり、元々APS-C向けのイメージサークルがある仕様なので、今回使った1インチセンサーはその中心部をトリミングする形になる。
なお画面右側の線はおそらく点滅しながら移動する人工衛星か航空機。
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