機材

太陽

【機材】SKYMAX90(9cmマクストフカセグレン)

先日、Acuter Opticsの自動導入経緯台「トラバース」を購入し、6cm屈折であるBORG60EDを載せて太陽、月、二重星などを撮影してみた。 一眼レフとの組み合わせで完全コードレスな軽量セットでの撮影はとても手軽で、ちょっとした隙間時間でも楽しめることが分かったが、やはり6cmの屈折ではちょっと物足りなかった。特に焦点距離はテレコンバータを用いても490mmしかない。太陽や月、明るい二重星は光量がたっぷりあるのだから、F値が暗くても焦点距離が長めの方が良い。 そこで、...
太陽

ACUTER OPTICS トラバースと6cm屈折による太陽撮影

ACUTER OPTICS の自動導入経緯台「トラバース」がセールで安くなっていて、税込み1万5千円弱で買えるので思わず衝動買いしてしまった。私は既に自動導入経緯台「AZ-GTi」を所有しているので本来は必要無いはずだが、AZ-GTiは様々な部品を付けて赤道儀化しており、経緯台に戻すのが面倒という事もあった。それに「トラバース」はAZ-GTiに比べて小さくて軽く、付属三脚と一緒に入れて持ち出せるケースも付いているのが魅力だった。これだけ合わせて1万5千円なら、もしあまり使えな...
散光星雲

コレクターPHの導入と、48mmフィルターによる周辺減光(その3)

前回の続き。 これまでの経緯 R200SS用にコレクターPHを買ったものの、所有する天体用フィルター径がほとんど48mmのため、コレクターPHの筒先(52mm)に52mm->48mmステップダウンリングを介して取り付けた。そうするとAPS-Cでも周辺減光がかなり増加してしまい困った。 そこでフィルターをコレクターPHの後ろ側(カメラ側)につけるべく、「M56フィルター変換アダプター48/52」を購入したが、実はこのアダプターはコレクターPHとの併用は不可だった(購入前に気が付...
機材

コレクターPHの導入と、48mmフィルターによる周辺減光(その2)

先日の続き。 コレクターPHを買ったものの、所有する天体用フィルター径がほとんど48mmのため、コレクターPHの筒先(52mm)に52mm->48mmステップダウンリングを介して取り付けた。そうするとAPS-Cでも周辺減光がかなり増加してしまい、困った話。 そこでフィルターをコレクターPHの後ろ側(カメラ側)につけるべく、「M56フィルター変換アダプター48/52」を購入した。 M56フィルター変換アダプター48/52に「M56フィルター変換アダプター48/52」を付ける 上...
機材

コレクターPHの導入と、48mmフィルターによる周辺減光

ビクセンR200SSを導入したのは約2年前(2021年秋)で、そのとき一緒に購入したのは焦点距離を1120mm(F5.6)に伸ばす「エクステンダーPHキット」のみだった(詳細は下記記事)。 もちろんエクステンダーPHとコレクターPHを両方買うことが出来ればそれがベストだったが、両方とも結構高価で、どちらか一方しか買えない状況だった。そこでなぜエクステンダーPHの方を優先的に導入したかというと、まずは系外銀河を重点的に撮影したかったから。焦点距離を760mm(F3.8)にするコ...
機材

GeForce RTX 3060で天体画像処理を高速化

導入の経緯 現在私が自宅で天体画像処理などにメインで使っているPCは約4年前に組んだもの(詳細は下の記事)。 CPUはRyzen 7 3700X (3.6GHz・8コア)、メモリはDDR4・64GBで、グラフィックボードはファンレスのGeForce GT 1030だった(ASUS GT1030-SL-2G-BRK GDDR5/2GB)。これは当時のローエンド品で、「グラフィック機能を内蔵していないCPUで、とりあえず映像出力する」程度のものでしかない。一応CUDAは動作するが...
CMOSカメラ

デジカメ・CMOSカメラのセンサーのゴミ対策

厄介なセンサーゴミの魔の手につかまる 5月15日に発売された「アンドロメダ銀河かんたん映像化マニュアル」。当ブログから「A-1」名義でいくつか画像を提供している。詳細は下記記事参照。 この本の中の「JUNZOの銀河星雲趣味スゴロク」の章で、著者のJUNZOさんが天体趣味・天体写真趣味をどのように進めてきたかを説明しているが、CMOSカメラによる撮影が一通り軌道に乗った段階で、センサーのゴミによる画像の黒い影に悩まされるようになったとの話がある。この件で相談を受けたとき、「やは...
遠出・遠征

天体望遠鏡博物館(香川県さぬき市)

10月初めの休日、香川県さぬき市多和にある「天体望遠鏡博物館」を訪問した。 本当はもっと早く行きたかったのだが、新型コロナのために行くタイミングがつかめず、今回やっと都合がついて訪ねることが出来た。アクセスは自宅のある明石から自家用車で明石海峡大橋を渡って淡路島経由で徳島に渡り、高松自動車道を使ってたどり着いた。 天体望遠鏡博物館 ここは昔の小学校の校舎を利用している。正面には大きなスライディングルーフがあり、観測会などに使用されている。このスライディングルーフの部分は後から...
機材

モバイルバッテリーによるPentax KPへのUSB給電

【注意】この記事の工作内容は、メーカー保証外となる機器故障や火災の原因となる可能性があります。試される場合は自己責任にてお願いいたします。 (現状)純正ACアダプターによる給電 アストロトレーサーが使えるPentax KPは現在屋外での天体撮影のメイン機として活躍しているが、その弱点の一つがバッテリー(D-LI109)の容量の少なさである。寒い季節に屋外でライブビューを多用していると1時間ももたない。今のところバッテリーは2個用意しているが、それではとても一晩はカバーできない...
機材

すきまLANケーブルでバルコニーを有線LAN化

自宅のバルコニーは住宅密集地なので近隣のWi-Fiアクセスポイントが多数見える状態で、電波が飛び交っているためかWi-Fi接続の安定性が非常に悪い。特にWi-Fi接続が弱いという評判のASIAIR Proは頻繁に接続が途切れるため、背中に別途無線LAN子機を背負わせて改善していた。 (ASIAIR ProのWi-Fiの弱点はZWOも認識していたようで、ZWOからも外付けの無線子機を発売したり、後継機のASIAIR Plusではケースの外側にアンテナが付いた。) しかし、昨年末...
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