フラット画像

機材

コレクターPHの導入と、48mmフィルターによる周辺減光(その2)

先日の続き。コレクターPHを買ったものの、所有する天体用フィルター径がほとんど48mmのため、コレクターPHの筒先(52mm)に52mm->48mmステップダウンリングを介して取り付けた。そうするとAPS-Cでも周辺減光がかなり増加してしまい、困った話。そこでフィルターをコレクターPHの後ろ側(カメラ側)につけるべく、「M56フィルター変換アダプター48/52」を購入した。M56フィルター変換アダプター48/52に「M56フィルター変換アダプター48/52」を付ける上の画像右...
機材

コレクターPHの導入と、48mmフィルターによる周辺減光

ビクセンR200SSを導入したのは約2年前(2021年秋)で、そのとき一緒に購入したのは焦点距離を1120mm(F5.6)に伸ばす「エクステンダーPHキット」のみだった(詳細は下記記事)。もちろんエクステンダーPHとコレクターPHを両方買うことが出来ればそれがベストだったが、両方とも結構高価で、どちらか一方しか買えない状況だった。そこでなぜエクステンダーPHの方を優先的に導入したかというと、まずは系外銀河を重点的に撮影したかったから。焦点距離を760mm(F3.8)にするコレ...
CMOSカメラ

デジカメ・CMOSカメラのセンサーのゴミ対策

厄介なセンサーゴミの魔の手につかまる5月15日に発売された「アンドロメダ銀河かんたん映像化マニュアル」。当ブログから「A-1」名義でいくつか画像を提供している。詳細は下記記事参照。この本の中の「JUNZOの銀河星雲趣味スゴロク」の章で、著者のJUNZOさんが天体趣味・天体写真趣味をどのように進めてきたかを説明しているが、CMOSカメラによる撮影が一通り軌道に乗った段階で、センサーのゴミによる画像の黒い影に悩まされるようになったとの話がある。この件で相談を受けたとき、「やはり誰...
機材

フラット画像撮影用ELシート(A3版)

先日購入したR200SSのフラット補正については、これまで使っていた最大サイズのELシートであるA4版では少しサイズが小さい。A4サイズは短辺が210mmなので20cmの主鏡よりは大きいが、鏡筒の大きさなどを考えると、ちょっと厳しい。そこでA3版のELシートを新たに購入し、フラット撮影用のパネルを製作した。製作と言っても大したものではなく、配線してカードケースに入れ、ダンボールで作った簡易枠に入れただけである。購入したELシートは前回同様、ワンダーキットのホワイトELシートの...
画像処理

PixInsight:Void画像からABEで光害成分を除去した後にDBEで背景モデルを作成

前回の試行について先日、光害地での撮影においてフラット補正が不整合になる問題に対し、Void画像(星雲や輝星が無い領域の画像)を用いて補正するFlatAide Proの手法を、PixInsightでも使えないか検討した。このときはVoid画像にDBEを適用した背景モデルを作成し、合成前の複数のLight画像にその背景モデルを共通に用いたDBEをバッチ適用することで、まずまず良好な結果を得た。またDBE適用後にも残る光害カブリは、1次のABEを同じく複数のLight画像にバッチ...
画像処理

PixInsightにてDBEを共通背景モデルで加算合成前の各コマにバッチ適用

FlatAide Proの場合ELシートで撮影したフラット画像によるフラット補正は、特に光害が多い場合や広写野角の場合に合わないことが多い。例えば昨年秋に購入したAskar ACL200は周辺光量が豊富だが、周辺部の色ムラの処理に悩まされた。環境光のせいなのか、対光害フィルターのせいなのか、または光路上にあるセンサー枠などの影響なのかわからないが、いずれにしてもフラット補正があまり合わないことは確か。このように合わないフラットや光害による傾斜カブリを補正するため、FlatAi...
望遠レンズ

Askar ACL200 (外観・フラット・星像)

最近になって日本でも発売された、Askar ACL200 (200mm, F4)を購入した。その経緯は後回しにして、まず箱から取り出した時の第一印象としては「でかい・重い・冷たい」。冷たいのはフードまで金属製であるため。手持ちの同クラスのレンズと大きさを比べてみた。左から、ミニボーグ50、EF200mm F2.8L II USM, Askar ACL200、カメラはEOS60Da200mmレンズとして一段明るいEF200mm F2.8L IIUSMの重さが765gで、ACL2...
機材

フラット画像撮影用ELシート(A4版)

先日から、ELシートを用いたフラット撮影用パネルの充実を図っており、10cm角の小型版(主にBORG71FL・60ED用)、およびA5版(主にFLT98CFや望遠レンズ用)について整備した。残るはミューロン180c用だが、これにはA4版が必要になる。A4サイズのELシートは、通販で手頃な価格での入手が難しい。その中でも比較的購入しやすい「ワンダーキット・ホワイトA4サイズELシート(型番:WH-A4)」を購入してみた。これまで購入してきたものは配線とラミネート加工済みだったが...
機材

フラット画像撮影用ELシートの色調整

先日、USB電源式のA5サイズELシートを新たに購入して、FLT98CFのフラット撮影をモバイルバッテリーでできるようにした。そのとき、色温度の調整はこちらから購入した色温度調整フィルムを用いたが、A系のフィルムだけでは緑(G)が調整しきれなかった。フラット補正処理時に各色別に正規化処理をしていれば、ずれていても問題ないはずだが、ちょっと気持ち悪いので、ホワイトバランス太陽光でなるべく白に合わせることにした。それで今回、緑を減少させる「Minus Green」(マゼンタ系)の...
機材

フラット画像撮影用ELシート(A5版)

先日、7cm屈折(BORG71FL)のフラット撮影用に小型のELシートを購入して試したところ、特に問題なく使えそうだったので、今度は主力のFLT98CF(口径98mm屈折)用にA5版のELシートを購入してみた(購入はAmazonのこちらで、インバータ付属としては比較的安価。)。ELシート A5版これはUSB電源に接続して使うタイプのインバータが付属しているので、モバイルバッテリーで運用できる。現在使用しているシート(現行品)は電源が100Vのインバータを使っており扱いが若干面...
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