フラット画像撮影用ELシート(A5版)

先日、7cm屈折(BORG71FL)のフラット撮影用に小型のELシートを購入して試したところ、特に問題なく使えそうだったので、今度は主力のFLT98CF(口径98mm屈折)用にA5版のELシートを購入してみた(購入はAmazonのこちらで、インバータ付属としては比較的安価。)。

ELシート A5版
ELシート A5版

これはUSB電源に接続して使うタイプのインバータが付属しているので、モバイルバッテリーで運用できる。現在使用しているシート(現行品)は電源が100Vのインバータを使っており扱いが若干面倒なので、USB電源が使えると便利になる。また、現行品が壊れた場合に備えて予備があれば安心。

前回同様、色変換のA-2シート数枚とNDシートを用いたが、これらはA5サイズの透明カードケースにまとめ挟んだ(これらのシート購入先はこちらの「舞台・演出照明・撮影機器 > カラーフィルター」)。

ELシートと、色調整フィルム(A-2)、NDフィルム・トレーシングペーパー
ELシートと、色調整フィルム(A-2)、NDフィルム・トレーシングペーパー

色変換フィルムを入れたカードケースと、トレーシングペーパー、ELシートを重ねてダンボール製の簡易枠にはさみ、鏡筒先につけて撮影。

鏡筒先にELシート一式を付けて撮影
鏡筒先にELシート一式を付けて撮影

鏡筒(FLT98CF)にはレデューサ・フラットナー4を付けて星雲撮影時と同じにして、カメラはEOS 60Daを用いた。

WB太陽光でのRGBバランス
WB太陽光でのRGBバランス

A-2フィルターの枚数調整で、WB太陽光におけるRとBのバランスは合わせたが、Gが過大になっている。これはまた後日、マゼンタ系のフィルム(Minus Green)を追加購入して調整予定(追記:2020/8/1に実施済み)。本来はその日の撮影画像の背景に合わせてRGB別に撮影する必要があると思うが、それは結構面倒なので、とりあえず太陽光で合っていればいいかと思う。

今回購入品のフラット画像(コントラストと彩度を大幅に強調)がこちら(↓)。

今回購入品フラット画像(コントラストと彩度大幅強調)
今回購入品フラット画像(コントラストと彩度大幅強調)

現行品はこちら(↓)。

現行品フラット画像(コントラストと彩度大幅強調)

今回購入品は、現行品と同程度のフラット画像となった。現行品で問題なくフラット補正出来ているので、今回購入品も問題なく使えそう。

彩度は普段使わない程度まで極端に強調しているが、ELシートによる色ムラ・輝度ムラは無さそう。円形状の緑~マゼンタの色変化は、やはりGのレベルが合っていないためかもしれない。これはELシートのムラとはまた別問題なので、別途改善予定。


今回購入品シートを用い、2014/9/27夜に神河町で撮影したNGC281(パックマン星雲)の画像を再処理してみた。

今回購入ELシートで再処理・NGC281(パックマン星雲)
今回購入ELシートで再処理・NGC281(パックマン星雲)

確認だけなのであまり丹念な処理をしていないが、現行品同様問題無いようだ。

ただし、よく見ると背景にうっすらと緑の色むらが出ている。その分布が同心円状に近いので、やはりGのレベルが合っていないためかもしれない。これは現行品でも発生しているので、現行品・今回品ともにELシートのせいではなく、フラット撮影・処理上の問題である。

普段はこのような背景ムラは、輝度の低い背景部分の彩度を落として目立たなくする。しかし今回は検証のため、あえて残した。


今回のA5サイズでは、10cmぐらいまでの屈折鏡筒、レンズフードが大きめの望遠レンズに使えそう。

あとは18cmのミューロン180C用が必要だが、これにはA4サイズが要るかと思う。今回のAmazonの購入先にはA4サイズが無かったので、別途探さなければならない。しかしA4サイズのELシートは価格が高いため、ハズレを引いたときの経済的ダメージが大きく、迷うところである。

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