機材

スカイメモR 復活計画

私は一昨年の夏にEOS Kiss X2を購入して約10年ぶりに天体写真撮影を再開したが、それから昨年末までの約1年半ほど、遠征にはスカイメモRを持ち出していた。これは1998年に購入したもので、購入当時は銀塩による星野写真撮影に用いていた。 それが、今年に入ってから直焦点撮影機材を持ち出すようになったため、それに押し出される形で車から降ろしてしまった。 一番の原因は、専用三脚&微動マウントの大きさである。 スカイメモRと専用三脚&微動マウント これはしっかりと安定していて極軸...
遠出・遠征

明石市立天文科学館

私は電車通勤で毎日明石駅を通過しているので、明石の天文科学館は毎日車窓から見ているのだが、おそらく十数年以上は訪れていないと思う。それがこの春にリニューアルされたとのことで、今日、A(2)さん、A(3)さんと共に、久しぶりに行ってみた。 子供の頃は神戸に住んでいたのだが、まだ神戸市立青少年科学館も無い頃で、プラネタリウムと言えば「明石」であった。小学生の頃から高校生ぐらいまでの間、結構何回も行ったように思う。 うっすらと覚えているのは、展示室の真ん中に大きな太陽系の模型があっ...
太陽

太陽黒点

今年に入ってから太陽黒点がぼちぼち出始めているようだが、これまでなかなか見る機会がなかった。そこで今日は、久しぶりにミザールの68mm屈折(f=1000mm)を出し、黒点を見てみることにした。 ミザール D=68mm 屈折鏡筒 黒点の撮影をするなら、アストロソーラーフィルターを付けて直焦点撮影するのが良いが、今回はちょっと懐かしい感じの「投影板」を使ってみた。 太陽投影像 画用紙を適当に切って、それを板に洗濯ばさみで適当に固定して投影すると、小さめの黒点が分かった。 太陽投影...
散光星雲

M17 (FLT98)

M17 オメガ星雲(白鳥星雲) (いて座の散光星雲・視直径20') 【環境】2010/7/18 1:11- /兵庫県神河町砥峰高原/気温不明/光害レベル:SQM-L測定値=21.1【光学系】William Optics FLT 98 Triplet APO + ケンコークローズアップレンズAC2による簡易レデューサー【カメラ】EOS Kiss X2(無改造)【架台・ガイド】ケンコーSE2赤道儀/miniBORG60EDガイド鏡/ガイドカメラ NexImage/USB-IO【ソ...
拡大撮影

木星(2010/7/19)

昨日(19日)未明、遠征先で曇ってしまったため早々と撤収して帰宅したところ、自宅では晴れていた。 まだ薄明開始までは1時間ほどあったので、持ち帰ったばかりのFLT98を玄関からベランダへ直行させ、ベランダ赤道儀に載せて木星を撮影した。 このような状況にもすぐ対応できるよう、遠征用とベランダ据え置き用にSE2赤道儀を2台用意している。 機材はFLT98に5xパワーメイト、カメラはNexImageである。20分の1、20fpsでの1980コマをRegiStax5.1で処理した。シ...
遠出・遠征

2010/7/18 砥峰高原

昨夜も、一昨夜に続き砥峰高原まで遠征した。メンバーは私とりんしゃんさん、A(2)さんの3人。 気象庁の天気分布予報で、平野部はおおむね晴れなのに対し山沿いが曇りだったのが気になっていたが、現地に着いてみると、やはり低い雲が次々流れてくる状態であった。 にわか雨が降るといけないので機材の設置を見合わせ、雲間から見える天の川などを固定撮影していたが、1時前になっても状況は改善されなかったため撤収した。 自宅へ帰ってみるとほぼ快晴だったので、やはり山沿いだけが曇っていたのだろう。
遠出・遠征

2010/7/17 砥峰高原

昨日は近畿地方が早めの梅雨明けということで、日中は久しぶりに青空が広がった。天気予報も好転してきていたので、夜は快晴が期待出来そう、ということで砥峰高原へ行くことにした。メンバーは私、りんしゃんさん、A(2)さんの3人。 22時過ぎに現地に到着したが、薄い雲が多く、写真撮影は難しそうな状況であった。(星は結構見えているので、天気予報的には「晴れ」だと思う)。 とりあえず固定撮影をしつつ、のんびりと直焦機材を組み立て、様子を見ることにした。 夏の天の川(さそり座~いて座) 機材...
星景

固定連続撮影の処理

星ナビの8月号(7/5発売号)で「デジカメで星景写真入門」の特集が組まれており、様々な撮影法や処理法が紹介されていた。私も基本的なところは知っているつもりだったが、今回のような特集としてまとめられたものを見ると、まだやったことのない方法も多くあることが分かった。そこで、梅雨時で星が見られない期間のモチベーション維持も兼ねて、一つ試してみる事にした。 これまでやったことのない処理法として、「固定の短時間露出で連続撮影した複数コマを、星の位置を合わせて加算する」というものがあった...
光害地

SQM-Lによる光害測定値の検証

梅雨入りしてからこれまでほとんど晴れ間が無く、警報が出るような大雨が降ったりして、星を見る事が出来ない日がずっと続いている。最近は機材関係の更新もないし、天文活動はちょっと一休みという状態である。 さて、SQM-Lを昨年秋に購入してから半年以上が経過したが、その間、季節によってどの程度の違いが出ているのか、お休みついでに比較してみた。 まず砥峰高原だが、おおよそ0時近辺の天頂の値を比べてみた。グラフを見ると、秋冬(青色)と春(オレンジ色)であまり変わらず、おおよそ21等台前半...
機材

bahtinovマスクが日本国内で販売開始

国際光器さんから、ケンドリック社製の「bahtinov mask」が販売開始となったようだ。(読み方がよく分からなかったが、「バーティノフ・マスク」となるらしい) 昨年末にこのbahtinov maskを自作した記事にて、 なお、このbahtinovマスクはここで販売しているようだが、海外通販はちょっと抵抗がある。国内でも国際光器あたりが扱ってくれると良いのだが。 と書いたのだが、それが実現した。ケンドリック社製ということで、やはり国際光器さんからとなった。この製品はプラスチ...
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