2010/10/10 兵庫県多可町&ハートレイ彗星(103P)

昨晩の遠征は私とA(2)さん、りんしゃんさん、Yさんの4人で、まず砥峰高原に行ったが、雲が多く山を下りることにした。次に向かったのが多可町で、現地に着いてみると雲が断続的に通過するものの、晴れ間も多い。

目当てのハートレイ彗星(103P)だが、42mm・8倍の双眼鏡で楽に存在を確認出来た。光害レベルがSQM-L測定値で20.9だったので、光害のある自宅(加古川)なら、42mm双眼鏡では無理かもしれない。

早速赤道儀を組み立て、200mm望遠レンズでハートレイ彗星を撮影した。
残念ながら二重星団からはかなり離れてしまい、200mmで同一写野には入らず、彗星のみの撮影となった。

ハートレイ彗星(103P)
ハートレイ彗星(103P)・2010/10/11 1:30・6.8等・ペルセウス座を通過中

  • 2010/10/11 1:30
  • EF200mm F2.8LII USM 開放 / Kiss X2
  • ISO800 / 300sec.
  • ケンコーSE2赤道儀
  • ミニボーグ60EDガイド鏡, NexImage
  • iAG+USB-IOリレーBOX
  • ステライメージ6、Photoshop Elements 8
  • 3×3ソフトビニング、800×600にトリミング

これ(↑)は5分1コマだけだが、等倍で見ると彗星が移動で線状になっていたので、それが目立たない程度(3分の1)まで縮小している。


ハートレイ彗星(103P)
ハートレイ彗星(103P)・2010/10/11 1:30・6.8等・ペルセウス座を通過中

これは上の画像と同条件の4枚を、彗星基準でコンポジットしたもの。
恒星が点線状になっているが、3分の1縮小ならあまり目立たない。

これらの撮影後に雲が増え始めたので、撮影は出来なくなった。
しかし晴れ間が割とあるので、双眼鏡で大型のメシエ天体を中心に色々と観望することが出来た。

3時半頃、霧も出始めたので撤収しようとして片付け始めたとたんに、再び晴れてきた(良く有ることだ)。
ガイド鏡やPCは片付けてしまったので、残っている赤道儀に標準ズームの50mmでノータッチ撮影することにした。

ハートレイ彗星と二重星団
ハートレイ彗星と二重星団
  • タムロンA16 50mm F2.8開放 / Kiss X2
  • ISO800 / 180sec.
  • ケンコーSE2赤道儀 ノータッチガイド
  • ステライメージ6、Photoshop Elements 8
  • 4×4ソフトビニング、800×600にトリミング

晴れてはいるが薄雲が通過するために背景がカブってムラになっている。

この構図で薄明まで数コマ撮影したのだが、慌てていたためか、レンズヒータの電源を接続し忘れていた。
そのため、上のコマ以外は全て夜露でダメになっていた。
やはり慌てるとろくな事がない。残念。

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