- 【環境】2024/5/3 21:30 ~ 5/4 1:35 / 兵庫県明石市/気温 20℃/光害レベル:SQM-L測定値=18.2
- 【光学系】R200SS + エクステンダーPH(1120mm F5.6)/ Comet BPフィルター
- 【カメラ】ASI294MC Pro
- 【架台・ガイド】ケンコーSE2赤道儀/ガイド鏡:ミニボーグ50+クローズアップレンズNo.2/ガイドカメラ:ASI178MM
- 【ソフトウェア】<撮影>N.I.N.A 3.0/ <ガイド>PHD2/ <処理>(下記の通り)
- 【撮影法】センサー温度0℃・ゲイン200・オフセット30・180sec x 81コマ(合計243分)/PHD2によるオートガイド・ディザリングあり
- 【処理法】
- 前処理(リニア):PixInsight: WBPP, ABE, DBE, PCC, BlurXTerminator, NoiseXTerminator
- 後処理(ノンリニア):ステライメージ9・Photoshop
- ピクセル等倍・対象付近を切り出し
光害地の自宅から撮影した、おおぐま座の系外銀河NGC3198。渦巻き銀河を斜めから見たバランスの良い形をしている。
位置は下の星図のとおり、おおぐまの前足と後ろ足の間にある。
NGC3198は長径8.3分角・光度10.4等と、そこそこの大きさと明るさがあるが、光害地なので周辺部の腕が背景に埋もれてしまって写りにくい。スタック前の1コマのみの未処理画像(ダーク・フラットのみ)は下のようになっている。
ボヤっとした中心部と、その周囲の淡い雲のようなものがわずかに見えるだけである。これを80コマ程度スタックして画像処理すると、一番上の画像のように銀河の形が浮かび上がってくる。これがいまだになかなか信じられない。自分で処理しておいてそう思うのも変だが、画像処理の不思議なところ。
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