この日は天気が下り坂との予報だったので、日の沈む前から砥峰高原に出かけた。メンバーは私とA(2)さん、A(3)さん、友人の4人である。ちょうどススキの季節が始まった頃で、駐車場には多くの車が停まっていた。ここには昼間に来て風景を撮る機会は少ないので、ススキの写真を撮りながら日が沈むのを待った。
A(3)さんは駐車場脇でシカの足跡を見つけたようだ。最近はこの近辺でもシカの姿を多く見かけるようになったが、かなり数が増えているのであろう。
数日続いた秋晴れが終わりつつあり、既に空には薄雲が広がってきているが、とりあえず機材(SE120&ポルタ、スカイメモR)を組み立てて待つことにした。なお、とのみね自然交流館の照明(非常に明るい水銀灯)は20時頃まで点灯しているので、それが消えるまでは本格的な撮影は出来ない。
月が沈み薄明が終わる頃には全天薄雲に覆われた状態であったので、固定で動画用の連続撮影をしながら、雲の切れ間から明るめの天体を選んで観望した(M27,M31,アルビレオやアルマクなどの二重星)。
そうしていると23時前ぐらいから雲が少なくなってきた。モヤのため透明度がかなり悪いが、ガイド撮影が出来そうだったのでスカイメモRの極軸をちゃんと合わせ、200mmレンズを装着してNGC7000(北アメリカ星雲)を撮影するべく、構図決めの為の試写を開始した。すると今度は霧が酷くなってきて星が見えない状態となってしまった。結局、本撮影が出来ないまま撤収となった。
はくちょう座の天の川(SIGMA 20mm F1.8->F2.8)。このレンズは絞っても周辺の星像が非常に悪い。明るいのでライブビューでのピント合わせはしやすいのだが。
北アメリカ星雲の試写(EF 200mm 2.8L開放)。2分間の構図決めの為の試写のみで終わってしまった。星雲も中央に入っておらず、薄雲と霧のために画質もかなり悪い。ダーク引きもしていない。
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