2008年10月19日 明け方の水星

昨日(19日)の明け方は快晴となり、東の空に昇ってきた水星を観測できた。水星は今月22日に西方最大離角となる。私は昨年(2007年)まで水星を意識して見たことがなかったが、昨年、国立天文台が実施した「惑星ぜんぷ見ようよ」キャンペーン(現在は終了)に参加するため、およ1年前の2007年11月、西方最大離角前後の時期に初観測を行った。

我が家のベランダは南東向きなので、夕方よりも明け方のほうが観測しやすい。それに平日の夕方は普通は会社にいるため観測は難しい。また、この季節は夜明けが遅くなってくる時期で、ちょうど出勤前の時間に見るのに都合が良い。それから今まで約1年で7~8回程度は水星を見ることが出来た。最大離角の時期を把握し、意識して観測すれば結構見えるものであるが、それでも他の惑星に比べると観測のチャンスは圧倒的に少ない。

単に見るだけでも難しいが、それでも昨年の観測時には地球照が見える細い月と並んだ光景を撮影することが出来た。


2007/11/08 明け方の水星、スピカと月
2007/11/08 05:44:28 明け方の水星、スピカと月
  • Panasonic LUMIX DMC-TZ3
  • 11mm F4.5 / 8sec. / ISO100
  • 固定撮影
  • 明け方に撮影。月齢27.7の月のすぐ左の星は、おとめ座のスピカ(1等)。その更に左(やや下)の明るい方の星が水星(-0.4等)。

月と接近する日に都合良く晴れることはなかなか無いと思うので、幸運だった。今年はまだこのような機会に恵まれていない。

なお、水星が肉眼で見える時間帯はかなり短いため、観測には双眼鏡が有った方がよい。

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