- 【環境】2019/11/2 3:48 – 5:01 2:21/兵庫県明石市/気温 11℃/光害レベル:SQM-L測定値=19.0
- 【光学系】FLT98CF + フラットナーレデューサー4(約490mm F5)/Quad BPフィルター
- 【カメラ】ASI294MC Pro
- 【架台・ガイド】ケンコーSE2赤道儀/D=50mm F4ガイド鏡/Lodestar Autoguider
- 【ソフトウェア】<撮影>APT3.7/ <ガイド>PHD2/ <処理>(下記の通り)
- 【撮影法】センサー温度0℃・ゲイン300・180sec x 21コマ/PHD2によるオートガイド・APT連携ディザリング
- 【処理法】
- ステライメージ8によるダーク減算、フラット補正、デベイヤー
- FlatAide Proによる追加フラット補正(シェーディング補正)
- Photoshop CC、ステライメージ8による調整(星消しにStarNet++併用)
- 3×3ソフトビニング、トリミングあり
2019/11/1の晩(11/2未明)に光害地である自宅で撮影したおうし座の散開星団M45(プレアデス星団)の画像処理を行った。撮影時に月明はないが、光害地であるためいつもどおりQuad BPフィルターを使用した。
M45は散開星団だが、星団の周囲を散光星雲が取り巻いている。これは反射星雲なのでQuad BPフィルターでは写りにくいかと思ったが、望遠鏡での眼視で見えるほどに明るい星雲なのでよく写ってくれた。
またメローペの南側の部分(メローペ星雲)は赤色が混ざっているようだ(下の画像は星雲と星の名前入り)。
名前入り画像を作っていて、これまで勘違いをしていたことに気がついた。
これまでプレアデスの七姉妹というのはM45の星団全体で構成されていると思っていたが、上の画像の左側の2つ(プレイオネとアトラス)は姉妹の両親のようだ。プレイオネが母でアトラスが父。そして、画像のアルキオネから右側がその娘の七姉妹。
なお、メローペのごく近傍にはIC349という小さな散光星雲があるそうだが、このサイズではわからない。メローペ付近をもっと長い焦点距離で狙ってみても面白いかも。
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