- 【環境】2019/11/4 0:56 – 2:38/兵庫県明石市/気温 12℃/光害レベル:SQM-L測定値=19.0
- 【光学系】FLT98CF + フラットナーレデューサー4(約490mm F5)/Quad BPフィルター
- 【カメラ】ASI294MC Pro
- 【架台・ガイド】ケンコーSE2赤道儀/D=50mm F4ガイド鏡/Lodestar Autoguider
- 【ソフトウェア】<撮影>APT3.7/ <ガイド>PHD2/ <処理>(下記の通り)
- 【撮影法】センサー温度0℃・ゲイン300・180sec x 27コマ/PHD2によるオートガイド・APT連携ディザリング
- 【処理法】
- ステライメージ8によるダーク減算、フラット補正、デベイヤー
- FlatAide Proによる追加フラット補正(シェーディング補正)
- Photoshop CC、ステライメージ8による調整(星消しにStarNet++併用)
- 2×2ソフトビニング、トリミングなし
2019/11/3の夜に自宅で撮影したM31の画像を処理した。
この一年近く、光害地の自宅では主に冷却CMOS(ASI294MC Pro)とQuad BPフィルターの組みあわせで、散光星雲から系外銀河までなんでも撮影してきて、その効果を確認してきた。
その結果、このワンショット・ナローバンドフィルターは光害によるカブリ抑止や月明時の撮影にも効果が大きいことがわかったが、その反面、色が単調になってしまうことや露光倍数の大きさなどの短所もわかった。
系外銀河については、淡くて暗いものならQuad BPで背景の光害を抑えたほうが写りやすそうだが、M31のように明るいものではブロックされる波長域の損失が大きすぎるので、むしろノーフィルターかLPS-P2程度のブロードバンドフィルターにしておくほうが良さそうだ。
下は昨年夏に同じ自宅からミニボーグ60とPENTAX KPでノーフィルター撮影したM31だが、自分としてはこちらのほうが今回の撮影分よりも良い印象だ。
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