- 【環境】2020/4/24 21:35 – 4/25 1:22/兵庫県明石市/気温5℃/光害レベル:SQM-L測定値=18.9
- 【光学系】FLT98CF + フラットナーレデューサー4(約490mm F5)/SVBONY CLS + ZWO IR/UVカットフィルター
- 【カメラ】ASI294MC Pro
- 【架台・ガイド】ケンコーSE2赤道儀/D=50mm F4ガイド鏡/Lodestar Autoguider
- 【ソフトウェア】<撮影>APT3.84/ <ガイド>PHD2/ <処理>(下記の通り)
- 【撮影法】センサー温度 0℃・ゲイン200・オフセット30・180sec x 64コマ/PHD2によるオートガイド・ディザリングあり
- 【処理法】
- ステライメージ8によるダーク減算、フラット補正、デベイヤー
- DeppSkyStackerによる加算平均
- Photoshop CC、ステライメージ8による調整
- 2×2ソフトビニング、トリミングあり
2020/4/24の夜に光害地の自宅から撮影した、おとめ座の系外銀河NGC5363・NGC5364。
FLT98+レデューサーの約500mmの焦点距離は、単体の系外銀河に対しては短すぎる。そこで春の系外銀河の時期は、今回のように一つの写野に複数の銀河をまとめられる領域を探して撮影している。
上の画像は元画像の中心付近をトリミングして、主役のNGC5363・5364が大きく見えるように切り出している。特にNGC5364(下側)は見事な渦巻を持っているので、それをなるべく縮小したくなかった。
トリミングなしで、ASI294MC Pro(マイクロフォーサーズ)の全写野での画像は下のとおり(銀河の番号入り)。
- 銀河の番号の頭のNはNGC、PはPGCの略。
10等級のNGC5363・NGC5364の周囲に14~16等級の小さな銀河が多数写っている。
今回撮影した領域は下図中のピンク色の四角で囲った部分。
おおむね、アルクトゥールスとスピカの中間点あたりに位置しており、マルカリアンの銀河鎖などおとめ座銀河団の中心部からはかなり離れている。
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