現在、明石市天文科学館で「石で巡る太陽系展」が開催されているのを何かの報道で知った。「玄武洞ミュージアム」が協力しているそうだ。開催期間は8月30日まで。
先日、その「玄武洞ミュージアム」を訪れた際には、展示室の一角に明石市立天文科学館の協力で「宇宙コーナー」が設置されているのを見たのだが、今回はその逆のパターンのようだ。
明石の天文科学館は自宅の近くながら長い間行っていなかったので、この機会に展示を見に行くことにした。
会社への通勤時には電車から1日2回見ているが、訪問するのはかなり久しぶり。天気は良く青空が見えているが、薄雲がかかっている。天体観測・写真的にはNGの空がこのところずっと続いている。
「石で巡る太陽系展」は3階展示室の一角で開催されていた。
内容は、太陽系の各惑星・小惑星の地質学的な解説が主体。各惑星がどのような物質で出来ているのかがパネルで解説されていて、関連する岩石・鉱物標本が展示されている。
例えば水星は、表面にエンスタタイトという物質があり、それが展示されている(もちろん、水星から採ってきたものではない)。
火星にはヘマタイトという物質があるそうだ。
それから、兵庫県に落下した隕石の説明もあった。
玄武洞ミュージアムではかなり大掛かりな展示であった「光る石」のミニサイズ版もあった。
惑星の解説と展示は大変勉強になった。地学は天文だけでなく地質学も本当におもしろい。
4階の日時計広場からの眺めは、明石海峡大橋が一望できて素晴らしい。
他の展示も一通り見たが、残念だったのは「ブラックホールの模型(玉がぐるぐるまわって、真ん中の穴に吸い込まれておちるやつ)」に玉がなく動作していなかったこと。あれを眺めるのは好きなんだけど、不特定多数の人がうっかり触る可能性があるので、今は仕方ないのかもしれない。
コメント