- 【環境】2020/11/14 3:19 – 3:37 / 兵庫県明石市/気温8℃/光害レベル:SQM-L測定値=18.9
- 【光学系】Askar ACL200(200mm F4)/ Comet BPフィルター
- 【カメラ】ASI294MC Pro
- 【架台・ガイド】ケンコーSE2赤道儀/SVBONY 30mm F4ガイド鏡/ASI120MM Mini
- 【ソフトウェア】<撮影>APT3.84/ <ガイド>PHD2/ <処理>(下記の通り)
- 【撮影法】センサー温度0℃・ゲイン200・オフセット30・180sec x 7コマ/PHD2によるオートガイド・ディザリングなし
- 【処理法】
- ステライメージ8によるダーク減算、フラット補正、デベイヤー
- FlatAide Proによシェーディング補正
- ステライメージ8による加算平均(彗星核基準)
- Photoshop CC、ステライメージ8による調整
- 4×4ソフトビニング・トリミングなし
2日前の未明に、ACL200でオリオン座の馬頭星雲付近を撮影した後、少し時間が余ったので、同じオリオン座を通過中のアトラス彗星(C/2020 M3)を撮影した。上の輝星はオリオン座のベラトリクス。
200mmレンズは8.4等級の小さな彗星には焦点距離が短すぎるが、鏡筒を載せ替えている時間はなかったので、そのまま撮影した。しかし薄雲の通過が多く、連続して撮影できたのは3分×7コマだけとなった。彗星核基準でコンポジットすると星が中途半端に少ししか流れず、ガイドミスのように見える。
また、薄雲と光害と対光害フィルターの影響が合わさって、背景に複雑な色ムラが生じてしまい、その除去に苦労した。今回の画像はあえてトリミングしていないが、下辺近くの青っぽい色が除去しきれていないのが分かる。
今回、ACL200を購入して試写を続けているが、光害地での短焦点撮影の画像処理の難しさを実感している。
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