星景

カノープス

最近の「平日は無駄に晴れるけど休日は曇りでガッカリ」のパターン通り、今週は水曜から金曜まで毎晩快晴となった。もったいないとは思うが、やはり平日に遠征するのは無理なので、自宅からの観望・撮影で我慢することにした。さて、昨夜は休前日なので夜更かししていると、南の空低くにカノープスが昇ってきた。自宅から南の方角は工業地帯で、鉄塔や煙突、照明が立ち並んでおり、光害が酷く、地平線近くはいつもぼんやりと霞んでいる。それでも空の状態が比較的良いときは肉眼でカノープスが見える。昨夜は残念なが...
散光星雲

NGC7000 北アメリカ星雲

NGC7000 北アメリカ星雲 (はくちょう座の散光星雲・視直径120')【環境】2008/11/1 21:38 - /兵庫県神河町・砥峰高原/気温:不明/光害レベル:SQM-L測定値=未測定【光学系】EF 200mm F2.8L II USM F2.8開放【カメラ】Canon EOS Kiss X2(無改造)【架台・ガイド】スカイメモRによるノータッチガイド【ソフトウェア】<処理>(下記の通り)【撮影法】ISO800, 180sec. x7【処理法】:ステライメージによる処...
機材

AstroTrac TT320X

ここ数日曇天続きで、月すら観望できない・・・。ということで、天文関係のWEBを見たりして過ごす日々だが、今日、国際光器のWEBショップでこんなポータブル赤道儀(?)を発見。AstroTracのTT320Xというもの(開発元はこちら)で、一見、赤道儀には見えない斬新なデザイン。ピリオディックエラー5秒以内、500mmの焦点距離での追尾が可能な精度らしいが、結局、架台(三脚)と極軸セッティング次第だろう。恒星時だけでなく月と太陽のレートも設定可能だそうだ。私は今のところ遠征にスカ...
散開星団

M45 プレアデス星団(すばる)

M45 プレアデス星団(すばる) (おうし座の散開星団・光度1.6等・視直径120')【環境】2008/11/1 22:02 - /兵庫県神河町・砥峰高原/気温:不明/光害レベル:SQM-L測定値=未測定【光学系】EF 200mm F2.8L II USM F2.8開放【カメラ】Canon EOS Kiss X2(無改造)【架台・ガイド】スカイメモRによるノータッチガイド【ソフトウェア】<処理>(下記の通り)【撮影法】ISO800, 60sec. x2, 120sec. x1...
散光星雲

M42(オリオン大星雲)・光害地での撮影

M42 オリオン大星雲 (オリオン座の散光星雲・視直径66')【環境】2008/10/31 1:03 -/兵庫県加古川市/気温不明/光害レベル:SQM-L測定値=未測定【光学系】EF 200mm F2.8L II USM F2.8開放 / LPS-P2フィルタ【カメラ】Canon EOS Kiss X2 (無改造)【架台・ガイド】ケンコー SE2赤道儀によるノータッチガイド【ソフトウェア】<処理>(下記の通り)【撮影法】ISO800, 60sec. x 11コマ【処理法】:恒...
星景

2008/11/01 砥峰高原

昨夜は「晴れ」との予報であったので、私(A(1))と、A(2)さん、“りんしゃん”さんの3人でいつものように砥峰高原まで出かけた。21時頃到着して車外に出ると満天の星空が広がり、天の川もよく見えた。これまで何度も来ているが完全な快晴には恵まれなかったので、期待できるスタートである。早速ポルタ+SE120を組み立てて観望の用意、さらにスカイメモを組み立てて撮影の用意を行った。まずはスカイメモの極軸を手早く合わせ、200mmレンズで撮影を開始した。対象は北アメリカ星雲(NGC70...
機材

【機材】LPS-P2(光害カットフィルター)の効果

・48mm 2007年10月購入・77mm 2008年10月購入LPS-P2(光害カットフィルター)LPS-P2は、光害地での観測・撮影に有効であると言われる、光害カットブロードバンドフィルターとしてよく知られたものである。私も48mm径を昨年購入して眼視用に使っていたが、先日、望遠レンズでの撮影用に77mm径を追加購入した。はじめはFFフィルターにすることも考えたが、カメラを買い換えると使えなくなる可能性があるため、レンズ側に付けることにした。現在使っている望遠レンズ(EF...
機材

【機材】ケンコー スカイエクスプローラー2(SE2)赤道儀

・2008年10月購入ケンコー スカイエクスプローラー2(SE2)赤道儀昨年から自宅ベランダで屈折(ED100Sf)&ポルタ経緯台による観望を行ってきたが、光害があるため、対象としては月・惑星や二重星を高倍率で見るケースが多かった。その際、ED100Sfに対してポルタ経緯台では剛性が低く、振動してピントが合わせにくい。また経緯台での高倍率観測では対象がすぐに動いてしまうため、じっくり観望できないという不満が出てきた。そこで、お気軽路線から外れてしまうが、我が家でもついに赤道儀...
遠出・遠征

メシエ天体観測状況

昨年の夏(2007年)に屈折望遠鏡ED100Sfを購入して、久しぶりに星見を復活させたのだが、しばらく経緯台での眼視を中心に行うことにした(10年ぐらい前まではポータブル赤道儀での写真撮影を主体に行っていた)。そこで、とても基本的ではあるが、「M天体を全部見る」というのを当面の目標とした。もちろん、学生時代の天文研究会の活動などでかなりの数を既に見ているはずだが、とりあえずそれらの履歴を一旦リセットして、一からカウントし直すことにした。その際、条件ととして「自力で導入したもの...
惑星

2008年10月22日 西方最大離角の水星

水星:2008/10/21 5:32, EOS Kiss X2, 55mm F5.6 5秒, ISO400今朝、西方最大離角となった水星を観測した。このところすっと晴天続きであったが、今日から天気は下り坂とのことで雲が多かった。しかし水星付近は運良く雲が切れており、撮影も行うことが出来た。天候が悪いときは最大離角前後の好機に一回も見ることが出来ずに終わることもあるが、今回のように晴れが続くと飽きるぐらい見ることが出来る。水星は、なかなか見られないからこそ見る価値があるのであっ...
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