- 【環境】2008/8/9 23:46 – /兵庫県神河町・峰山高原/気温:不明/光害レベル:SQM-L測定値=未測定
- 【光学系】EF 200mm F2.8L II USM F2.8開放
- 【カメラ】Canon EOS Kiss X2(無改造)
- 【架台・ガイド】スカイメモRによるノータッチガイド
- 【ソフトウェア】<処理>(下記の通り)
- 【撮影法】ISO1600, 60sec. x5
- 【処理法】:ステライメージによる処理、トリミングあり
「二重星団」と聞いて私がまず思い浮かべるのはペルセウス座の二重星団「h-χ」である。秋から冬にかけてペルセウス座(というよりカシオペア座)が見える季節、観望場所に到着してとりあえず双眼鏡を取り出したとき、まずh-χを見てしまう。眼視用望遠鏡を組み立てアイピースを装着したとき、まず手始めに見てしまう。居酒屋の突き出しのような存在である。大きくて明るい散開星団が二つ並んでいる様子はすばらしく、何度見ても飽きない。
- 【環境】2008/11/22 1:53 – /兵庫県加古川市/気温:不明/光害レベル:SQM-L測定値=未測定
- 【光学系】EF 200mm F2.8L II USM -> F4.0 / LPS-P2フィルタ使用
- 【カメラ】Canon EOS Kiss X2(無改造)
- 【架台・ガイド】ケンコーSE2赤道儀によるノータッチガイド
- 【ソフトウェア】<処理>(下記の通り)
- 【撮影法】ISO800 60sec. x10, 120sec. x4
- 【処理法】:ステライメージによる処理、トリミングあり
そしてもう一つ、冬の南天、冬の天の川の中に「M46&M47(とも座)」がある。こちらは大きな粒のM47と細かな粒のM46という、対照的な二つの散開星団の組み合わせである。
デジカメ(KissX2)を購入してから、h-χの方は8月に撮影済みであったが、M46&M47の方は遠征時の天候に恵まれず、撮影できずにいた。仕方がないので、一昨日、平日の夜に晴れた際に自宅での撮影を試みた。光害地なので、LPS-P2を使用して、200mmF4.0、ISO800で1~2分程度の短時間露出で複数枚撮影し、コンポジットした。今回は星が全体的に青色ににじんでしまい、処理に苦労した。いつも使用しているEF200mmであるが、微妙なピントのズレによって、星に赤色や青色がついてしまう。リモートライブビューの画面で見ても、少しのズレで星像の縁が青になったり赤になったりする。ピントを厳密に合わせるのはなかなか難しい。
なお、銀塩では丁度10年前に砥峰高原で撮影している。
- 1998年11月14日 27時30分頃
- 兵庫県神崎郡大河内町(砥峰高原)
- キヤノンEOS55、EF200mmF2.8L->F3.5
- 露出約10分:ケンコースカイメモRにて自動追尾
- フジカラーG400ACE
- ネガをフィルムスキャナで取り込み、画像処理(トリミング・色調など)
ところで、撮影時にパソコンに転送されてくる画像をチェックしていると、M46の中にシミのようなものが写っているのを見つけた。最初はゴミだろうと思ったのだが、念のためステラナビゲータで調べてみると、「NGC2438」いう惑星状星雲である事が分かった(これは恥ずかしながら今まで知らなかった)。
ピクセル等倍で見ると、惑星状星雲である事がなんとか分かるが、200mmレンズではこれが限界である。面白そうな対象なので、また直焦点の環境が整ったら撮影したいと思う。
ちなみに、すばる望遠鏡で撮影した画像がこちらで紹介されている。M57のようなドーナツ状の星雲である事がよく分かる。
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