2010/9/4 砥峰高原

昨夜は、りんしゃんさん、A(2)さんと共に砥峰高原まで遠征した。

月の出が1:30なのでいつもより早めに現地に向かうことにした。
20時頃到着したときにはまだ多少雲があったが、機材を設置しているうちに快晴となった。
機材はいつも通り、FLT98 + AC2クローズアップレンズ + KissX2(ノーマル)
赤道儀はSE2、ガイドはiAG + USB-IOリレーBOX + BORG60EDガイド鏡

9月に入っても猛暑が続いており、高原の夜間でもまだ20℃程度の気温があるので、露出時間は5分にとどめ、多数枚をコンポジットすることにした。

(今回の画像は全てISO800で、二重星団と月を除き5分露出1枚、簡易的な処理のみ、トリミング無し。コンポジットやフラット補正など本格的な処理は、また後日個別に行う予定。)

まず最初は射手座のM20を撮影対象とした。このときには既に射手座は南中を過ぎて高度を下げつつあったが、今日を逃すとまた来年となってしまう。そこでカブリを覚悟で無理に撮影したが、やはりかなりカブっている。熱ノイズも合わさってひどい状態だ(この画像は強いノイズ低減処理を行ったもの)。
砥峰の南天は0時頃を過ぎるまでは光害が強いため、いて座を撮るならやはり初夏のうちだろう。


次にM16を撮影したが、M20と同じような状態。1枚だけではノイズ低減処理をしてもアラが目立つ。コンポジットでどの程度改善出来るだろうか。


その次は網状星雲のつもりだったが、予想以上にカブリとノイズがひどいことが分かったので散光星雲はあきらめ、明るくて写りやすいM31にした。構図が窮屈なのは、カメラの画面を赤径赤緯線に合わせてしまったため。


M31の後はM33にしようかと思ったが、M33は淡くて5分露出では苦しい対象なので、M45にした。
しかしこれも1枚だけではあまり良くない。


M45を撮影しているうちに月が昇ってきたので、最後に二重星団(h・χ)を3分露出で撮影して終了した。


月齢26近くの細い月は市街地では目立たないが、高原ではまぶしいぐらいに明るい(これは2秒露出)。天の川も薄くなって消えていったので、撤収した。

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