- 【環境】2011/2/5 22:55 – /兵庫県多可町/気温 -4℃/光害レベル:SQM-L測定値=20.9
- 【光学系】FLT98CF + フラットナーレデューサー4(約490mm F5)
- 【カメラ】EOS Kiss X2(IDAS改造)
- 【架台・ガイド】ケンコーSE2赤道儀/ケンコーD=63mm f=540mmガイド鏡/ガイドカメラ NexImage/USB-IO
- 【ソフトウェア】】<オートガイド>iAG<撮影>iAG<処理>(下記の通り)
- 【撮影法】ISO800, 600sec. x 10
- 【処理法】:ステライメージ6,Photoshop Elements8による処理
- 75%に縮小後、640×640を切りだし
2月5日の夜に多可町で撮影した、おうし座の超新星残骸M1。
この星雲は1054年に出現した超新星の残骸である。この超新星の出現の記録は、日本では藤原定家の「明月記」に記されており、それから1000年近く広がり続けて今の大きさになった。ということは、1000年後には今の倍ぐらいの大きさになっているということだろうか。
フィラメント構造があり、その形から「かに星雲」とよばれているが、どうもそのようには見えない。むしろ佐渡島に見える。
かに星雲の視直径は長径で6分程なので、今回用いた鏡筒(FLT98CF+レデューサー4)の焦点距離500mm強では短すぎる。
トリミングなしではこの程度の大きさにしかならない。
しかしピクセル等倍ではピントの甘さやノイズが目立つので、75%に縮小してトリミングした。星雲の縁は赤く写ったが、内部のフィラメント構造はあまりよく分からない。
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