ノートPCをSSDに換装(ちょっとだけ苦労)

私がオートガイドやリモート撮影用に観測地に持ち出しているノートパソコンは、2年ほど前に購入した、Gatewayの「EC1400-41R」である(OSはWindows7 64bit)。安かった割にはパフォーマンスもそこそこ良く、遠征でのガイド撮影や自宅での惑星動画撮影に使っている。

しかし、HDDが2.5インチの5400RPMの為か、既にSSD化しているデスクトップ機に慣れていると、やや遅い感じがしていた。

そこで、最近一段と安くなってきたSSDに換装することにした。野外に持ち出すものなので、可動部品が減るのも安心感がある。

購入したのは、PlexterのM5S(256GB)。

EC1400はAS1410と同型なので、手順をWEBで検索して見つけたこちらの動画を参考にして、換装はあっさり完了した(フィルム状のケーブルを抜くところが分かりにくいかも)。
ついでに、メモリも2GB追加して空きスロットを埋め、合計4GBとした。

ディスク内容の引っ越しについては、この機会にもう一度新品の状態から入れ直すことにして、外付けUSB-DVDドライブからリカバリーディスクで起動し、工場出荷時状態へのリカバリを行った。

そしてリカバリ終了後に再起動し、これで完了、と思ったのだが、ここで思わぬ落とし穴が待ち受けていた・・・。

・・・・・・。

リカバリ後のWindows起動画面で、ドライバ類などの環境を構築しているようなのだが、そこで(うろ覚えだが)「インストールが完了できない」という意味のメッセージが出て止まってしまった。何度かやり直したが、同じ。
BIOSでSATAの設定をAHCIからIDEに変えてリカバリし直してもダメ。

非AFTのHDDからAFTのHDDに換装したときに同じような問題があるようなのだが、これはSSDだし・・・。 

よく分からないので仕方なく、HDDをEC1400に戻し、HDDに対してリカバリ処理をしてから、SSDにコピーする作戦に変更した。

元のHDDへのリカバリはもちろん成功。
それからWindows Updateでサービスパック1および最新アップデート適用の実施を行い、、関係有るかどうか分からないが「インテル  ラピッド・ストレージ・テクノロジー」の最新版の導入を行って、HDD上にクリーンで最新の状態を構築した。

その後、HDDをEC1400から取り出し、USB-SATA変換アダプタを介してデスクトップPCにUSB接続した。更にSSD(M5S)も同じくアダプタでデスクトップPCにUSB接続した(この種のアダプタを、なぜか2つも持っていた)。

それからデスクトップ上で「EaseUS Todo Backup Free 4.5」を動作させ、HDDからSSDへのDisk Cloneを行った。このソフトを使った理由は、コピー先がSSDの場合にはSSD向けの最適化をしてくれること、コピー先のサイズがコピー元より若干大きいので、領域が余らないようにサイズの調整が出来ること、である。

Disk Cloneが終わったSSDをEC1400に入れて、電源を入れて、後は祈るだけ・・・。

・・・・・・。

祈りが通じたのか、今度は正常に起動した。

さて、肝心のパフォーマンスだが、ディスクの速度は大幅にアップした。

換装前のHDDは2年以上使ってきて、断片化などもかなり起こっていたと思うが、それにしても桁違いの速さになった。

なお、M5S自体は6Gb/s対応だが、EC1400のSATAインターフェイスはICH9M-E/Mで、おそらく3Gb/sにしか対応していないので、M5Sの性能を出し切れていない。(6Gb/sの接続なら、Seq.で500MB/s程度まで行くようだ)。

Windowsのエクスペリエンス・インデックスでも、ディスクの点数が大きく向上した。

グラフィックスは内蔵グラフィックスなので全くダメだが、ゲームをするわけではないので、問題無い。

というわけで、今回の強化によって、もうしばらくは活躍してくれそうだ。

(これから、各種ソフトウェアのインストールをやっていかねばならない)。

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