しし座の系外銀河(3) M65, M66, NGC3628

M65, M66, NGC3628
しし座の系外銀河 M65(右上・9.3等・視直径10’)、M66(右下・9.0等・視直径8.7’)、NGC3628(左・9.5等・視直径14.8’)
  • 【環境】2008/12/7 2:43 – /兵庫県加古川市/気温不明/光害レベル:SQM-L測定値=17.8
  • 【光学系】ケンコー SE102 (D=102mm f=500mm)直焦点/LPS-P2フィルタ使用
  • 【カメラ】EOS Kiss X2(無改造)
  • 【架台・ガイド】ケンコーSE2赤道儀・ノータッチガイド
  • 【ソフトウェア】<オートガイド>なし<撮影>なし <処理>(下記の通り)
  • 【撮影法】ISO1600/60sec. x19
  • 【処理法】:ステライメージによる処理、トリミングあり

しし座の系外銀河シリーズ()の最後(3)は、ししの後ろ足部分に位置する銀河群である。

星図は(↓)。

この写真には、M65(9.3等)、M66(9.0等)、NGC3628(9.5等)の3つの銀河が写っている。これらは望遠鏡での眼視でも同一視野に入るし、写真でもこのように3つまとめて撮影されることが多い。ただし、光害地である自宅では、ケンコーSE120(12cm)やED100Sf(10cm)とLPS-P2フィルターの組み合わせでM65とM66が何とか見える程度で、NGC3628は見えない。ところが、砥峰高原ではフィルタ無しでも3つの銀河が楽に見える。やはり機材以上に空の状態が重要である。

この写真もノータッチガイドの1分露出なので、銀河の淡い部分までは写っていない。強めの画像処理で無理に銀河を強調したので、かなり荒れた画像になってしまった。


処理前の画像の一枚(JPEGを縮小のみ)

こちら(↑)は処理前の画像の一枚である(JPEGを縮小のみ)。これを見るともう少し露出を伸ばしても良さそうである。極軸が不正確な(方位磁石と傾斜計で合わせた)状態でのノータッチガイドなので、1分以上はかなりの確率で星が流れてしまうが、とにかく枚数を多く撮影して2分露出のコマも確保しておくべきだったと思う。

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