- 【環境】2010/12/29 22:59- /兵庫県多可町/気温 -5℃/光害レベル:SQM-L測定値=20.8
- 【光学系】FLT98CF + Flattener 4
- 【カメラ】EOS Kiss X2(IDAS改造)
- 【架台・ガイド】ケンコーSE2赤道儀/miniBORG60EDガイド鏡/ガイドカメラ NexImage/USB-IO
- 【ソフトウェア】】<オートガイド>iAG<撮影>-<処理>(下記の通り)
- 【撮影法】ISO800, 600sec. x 8
- 【処理法】:ステライメージ6,Photoshop Elements8による処理、4×4 ソフトビニング、更に長辺640ピクセルに縮小
昨年末、2010/12/29に兵庫県多可町で撮影した「クリスマスツリー星団」付近の画像を処理した。
画面左下の領域には「クリスマスツリー星団(NGC2264)」が写っている。また、ツリーの先端部分にあるクサビ状の暗黒星雲は、その形状が円錐状であることから「コーン星雲」と呼ばれている。
また、画面中央から少し右上に「ハッブルの変光星雲(NGC2261)」が写っている(白くて小さな三角形状)。これは星雲を光らせている星が変光星なので、星雲も変光するそうだ。
元画像ではツリーが横倒しだが、ツリー部分のみ切り出して、南を上にして立ててみると分かりやすい(↓)。
この領域はHαの散光星雲が広く分布する領域であり、画像処理時には背景の色が決めにくく苦労した。色むらなのか、淡い星雲が赤く写っているのか、判断しにくい。
なお、これまでFLT98CFでの撮影には簡易レデューサーとして「ケンコーACクローズアップレンズNo.2」を用いてきたが、今回は新規に購入したWilliam Optics社純正の「レデューサー/フラットナー4」を使用した。クローズアップレンズでも周辺星像はある程度改善されていたが、やはり純正のフラットナーの方がよりシャープな像が得られるようだ。
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