- 【環境】2011/12/31 1:21 – /兵庫県多可町/気温 -5℃/光害レベル:SQM-L測定値=20.8
- 【光学系】FLT98CF + フラットナーレデューサー4(約490mm F5)
- 【カメラ】EOS Kiss X2(IDAS改造)
- 【架台・ガイド】ケンコーSE2赤道儀/ケンコーD=63mm f=540mmガイド鏡/ガイドカメラ NexImage/USB-IO
- 【ソフトウェア】】<オートガイド>iAG<撮影>iAG<処理>(下記の通り)
- 【撮影法】ISO1600, 300sec. x 2 + 600sec. x 5
- 【処理法】:RStacker(0.2.0)でダーク減算・フラット処理
- Lightroom3.5で現像
- ステライメージ6.5,Photoshop CS5 による処理
- 4×4 ソフトビニング、更に縮小・トリミングなし
昨年末(12月30日夜)に兵庫県多可町で撮影した「勾玉星雲(IC405)」の画像を処理した。
この星雲はぎょしゃ座の5角形の中にあり、形が勾玉に似ていることから、この名前がついた。
このときは雲が断続的に通過する状況だったため、露出時間・コマ数を稼ぎ難く、10分露出が5コマ、5分露出が2コマにとどまった。
しかも、撮影鏡筒(FLT98CF)に夜露防止ヒータの電源を接続するのを忘れ、対物レンズがうっすらと曇ってしまった。そのため、ソフトフィルターを用いたときのように輝星が滲んでいる。
しかし、それで星の色はよく分かるようになった。この領域は秋~冬の天の川の中にあるため星の数が多いが、オレンジ、白、青白など様々な色の星があり、なかなかカラフルである。
今回、現像前のダーク減算・フラット補正処理にはRStackerを用いたが、背景のカブリが大きいためか、一発で背景が均質にならなかった(これはRAP2でも同じだと思う)。そのため、現像後にステライメージやPhotoshopで細かな調整をしている。その際、上述のようにカラフルな星の色を出来るだけ消さないように注意した。
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