明石海峡大橋とさそり座頭部(プロソフトンクリア+スターリーナイトフィルター)

明石海峡大橋とさそり座頭部
明石海峡大橋とさそり座頭部(プロソフトンクリア+スターリーナイトフィルター)
  • 【環境】2020/6/15 21:3/兵庫県明石市・大蔵海岸/気温不明/光害レベル:SQM-L測定値=未測定
  • 【光学系】SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM -> 18mm F3.5/ケンコーPRO1Dプロソフトンクリア+スターリーナイトフィルター
  • 【カメラ】PENTAX KP
  • 【架台・ガイド】三脚固定
  • 【ソフトウェア】<処理>(下記の通り)
  • 【撮影法】ISO800, 20sec. x 1コマのみ
  • 【処理法】:ダーク減算・フラット補正なし。Lightroom Classicで現像、Photoshop CCで調整、若干トリミングあり。

最近購入したばかりのケンコー「プロソフトンクリア」フィルターの試写を、6/15に大蔵海岸で行ったが(下記記事)、その際、橋のライトアップが「宝石カラー」になった時を狙って撮影した1コマ。

明石海峡大橋は、平日は日没から23時までライトアップされるが、その間、毎時0分から5分間はレインボー(虹)カラーになり、毎時30分から5分間は各月ごとに設定された「宝石カラー」になる。撮影時の6月は「パール」だそうだ(ライトアップカラーの詳細は、本州四国連絡高速道路株式会社のサイトに詳しく説明されている)。

本当は毎時0分のレインボーカラー時に撮影したかったが、あいにく雲がさそり座にかかっていて撮影できなかった。今回の画像も、まだ雲が低空に残っているのが残念。


下の画像は、カメラが出力したJPEG画像(いわゆる「撮って出し」)。加工後に比べるとかなり地味だ。

カメラ出力のJPEG画像(いわゆる「撮って出し」)
カメラ出力のJPEG画像(いわゆる「撮って出し」)

星に比べて地上の光(橋のイルミネーション)が明るすぎるため、バランスが悪い。橋のイルミネーションは白く飛び気味だし、プロソフトンクリアを用いていても星は目立っていない。

本格的に星景写真を撮影される方は、おそらく角型フィルターシステムなどを揃えておられて、ハーフNDで地上部分を減光し、ソフト系フィルターのハーフで星空部分だけにソフト効果を与えるのだと思う。私はそのようなシステムは持っていないので、RAWファイルからの現像で頑張って処理するしか無い。

星と地上光の輝度差緩和については、Photoshopのグラデーションマスクを使うのが一般的だと思うが、今回はプラグインの「Nik collection HDR Efex pro2」を使ってみた。また、強調処理でノイズが目立ってしまうので、「Topaz DeNoise AI」も使っている。その他、彩度やトーンカーブ調整なども色々使って加工している。もちろん、最初のほうでレンズ補正(ゆがみ・周辺光量補正)も使っている。


大蔵海岸や明石市立天文科学館は、家と同じ市内で近すぎるためか、かえって行くことがない。毎日の通勤時に電車から見るだけだが、たまには立ち寄ってみるのも良いかもしれないと思った。

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