- 【環境】2022/10/31 1:36 – 4:57/兵庫県明石市/気温 11℃/光害レベル:SQM-L測定値=19.1
- 【光学系】BORG71FL+レデューサー0.72xDGQ(288mm F4.1)/ Quad BPフィルター
- 【カメラ】ASI294MC Pro
- 【架台・ガイド】AZ-GTi赤道儀モード/ASIAIR Pro/SVBONY 30mm F4ガイド鏡/ASI120MM Mini
- 【ソフトウェア<撮影&ガイド>ASIAIRアプリ(Android)/ <処理>(下記の通り)
- 【撮影法】センサー温度0℃・ゲイン200・オフセット30/180sec x 49コマ(147分)
- 【処理法】
- 前処理(リニア):PixInsight – WBPP, ABE, DBE, PCC
- 後処理(ノンリニア):ステライメージ9・Photoshop
- 2×2ソフトビニング・トリミング有り
光害地の自宅で撮影した、おうし座の散開星団M45プレアデス星団。日本では「すばる」と呼ばれている。非常に明るいので光害地でも肉眼で見ることが出来るし、双眼鏡で見るとより美しい。今(1月1日)の時期ならば夜20時ごろ南東の空高くに上っている。今年は赤くて目立つ火星が近くにおり良い目印になる(火星の右上あたり)。
今年の干支のうさぎ座もオリオン座の右下に見えている。
このM45を撮影したのは昨年(2022年)の10月末。久しぶりにAZ-GTi+ASIAIR+BORD71FLのセットを持ち出してケフェウス座の散光星雲IC1396を撮影したが、その後夜明けまでもう一対象撮影できる時間が余った。短焦点距離の71FLの撮影対象としては大きめのものが良いので、久しぶりに超メジャー星団のM45を撮影することにした。最近はR200SSでこれまで撮影したことが無い系外銀河を中心に撮影しており、どうしても暗めのマイナー天体ばかりになってしまっていたので、たまには気楽に大型天体を写すのも気分転換になるかと思って撮影した。
撮影に用いたフィルターはIC1396の撮影に用いたQuad BPをそのまま使った。青い星雲主体のM45にはどうかと思ったが、明るい星雲のためか良く写ってくれた。光害地で2時間半程度の撮影なのでさすがに分子雲がモクモクというわけにはいかないが、周辺部の結構淡いところまであぶり出せていると思う。いつもはSQM-L測定値で18台の自宅だが、このときは空の透明度が良く珍しく19.1まで暗くなっていたのも良かったのかもしれない。
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