先日、家の古くなったインクジェットプリンタを複合機(キヤノンPIXUS MP990)に買い換えたのだが、これにはフィルムスキャン機能が付いていたので、試しに使ってみた。
以前はエプソンのFS-1300というフィルムスキャナーを持っていて、銀塩で撮影した天体写真はこれで取り込んでいたのだが、新しいOSに対応したドライバが提供されず使えなくなってしまっていた。それからフィルムをスキャンすることは無くなり、その後デジカメへ移行した。
さて、今回購入したMP990は最大4800dpiで6コマ連続スキャンでき、ゴミ低減等の機能も充実している。これまで複合機のフィルムスキャン機能はオマケ的なイメージがあったのだが、実際のところどうなのだろうか。
とりあえず、昔撮影したネガフィルムから適当に選んでスキャンしてみた。
昔のフィルムなので、撮影データがはっきり分からないが、おそらく
- キヤノンNewF-1 / FD50mm F1.4 -> 2.8ぐらい?
- フジカラーG800
だと思う。
4800dpiでスキャンしてTIFFでパソコンに取り込み、ステライメージとフォトショップエレメンツで処理した。
周辺画質が悪いのと、カブリによる色むら、ピントが甘い等は元画像の問題なので仕方ないが、スキャン自体は割ときれいに出来ていると思う。ただし、4800dpiはちょっと細かすぎた(6800 x 4528という巨大なサイズになってしまう)。
下は、4800dpi取り込み後の、一部分ピクセル等倍切りだし(未処理)。
それから、やはりゴミがある程度混入してしまうので、スキャン前に入念に拭く必要がありそうだ(今回はゴミ修正機能は試していない)。
また、通常の風景写真も取り込んでみたが、WEB掲載やL版プリント程度なら、これで十分だと思う。
なお、後で気が付いた事だが、スキャナドライバの設定がデフォルトで8ビットカラーになっているようで、今回取り込んだ画像ファイルも8ビットカラーになってしまっていた。これはドライバの詳細設定で16ビットカラーにも切り替えが出来るようなので、次はそれを試してみたいと思う。
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