- 【環境】2008/11/1 21:38 – /兵庫県神河町・砥峰高原/気温:不明/光害レベル:SQM-L測定値=未測定
- 【光学系】EF 200mm F2.8L II USM F2.8開放
- 【カメラ】Canon EOS Kiss X2(無改造)
- 【架台・ガイド】スカイメモRによるノータッチガイド
- 【ソフトウェア】<処理>(下記の通り)
- 【撮影法】ISO800, 180sec. x7
- 【処理法】:ステライメージによる処理、トリミングあり
11月1日(土)に砥峰高原で撮影した北アメリカ星雲の画像処理を行ったが、処理にかなり苦労した割には、出来映えは良くなかった。
まず、カメラが無改造のKissX2であり、赤の散光星雲(Hα)の写りが非常に悪い。この北アメリカ星雲やオリオン大星雲、干潟星雲等はノーマル機でも比較的写りやすいといわれるが、それでも銀塩で簡単に写っていた頃と比べると全くダメである。ポタ赤によるノータッチガイドなので露出時間もあまり延ばせない。
それから、この付近は星か密集しているのだが、レンズを開放で撮っているためか星像がふくらんでしまって目障りである。ライブビューの10倍拡大でピント合わせを行ったが、なかなか厳密にはピントを追い込めない。F4.0程度まで絞れば良いのかもしれないが、そうすると肝心の星雲の写りが悪くなる。ステライメージのスターシャープを使って星像を小さくしたり、トーンカーブで赤を持ち上げたりして、やっと何とか見られる画像にした。
画角の広いカメラレンズとポタ赤で撮る対象といえば、系外銀河や球状星団よりは散光星雲の方が多いと思われるので、これから度々Hαで苦労するよりは、さっさとフィルタ換装改造を行うべきかもしれない。
コメント