【書籍】新・神戸の残り香/海文堂書店

(今回は天文関係ではない話です。)

昨日、神戸・元町の海文堂書店に立ち寄ったところ、2階奥のギャラリーで「成田一徹さん 切り絵展」が開催中だったので、見に入ってみた。

(成田さんは神戸出身の切り絵作家で、昨年ご逝去なさっている。)

大変美しくて雰囲気のある切り絵と出版物、公式複製画の展示・販売だったが、注目は神戸新聞に連載されていた「神戸の残り香」シリーズ。六甲山や北野のような有名観光地だけでなく、神戸の「地元感」のある雰囲気を切り取った作品が数多くあった。

私としては子供の頃に乗った記憶がおぼろげにある須磨の「カーレーター」とか、「烏原貯水池」などが懐かしく思われた。

とりあえずその場で最新刊の「新・神戸の残り香」を購入。公式複製画の方にも心を動かされたが、今の自宅は狭くて物があふれ気味で、この美しい切り絵を飾る場所がないのであきらめた。

この個展は今月27日迄開催中とのこと。
海文堂書店は今月(2013年9月)の末に閉店なので、これが最後の展示会となるそうだ。

やはりネット書店の影響が大きかったのだろうか。

私も便利さに負けてついついamazonや他のネット書店を利用してしまうので、偉そうなことは言えないが、神戸の老舗書店が閉まるのは惜しい。

学生の頃は帰宅途中に散歩がてら三ノ宮から元町、神戸、新開地辺りまで、カメラ店や書店などを覗きながらフラフラ歩いたりして、そのときは海文堂にもよく行ったものだが、勤めだしてからは住居が神戸から離れたこともあって、ほとんど行かなくなってしまった。

しかし先日、ある海関係の本を探していて、ネット書店や三ノ宮のジュンク堂の実店舗では見つけられず、ダメ元で海文堂まで行ってみたところ、2階の海事書のコーナーで1冊だけ在庫を発見したということがあった。やはり海や船関係の本は充実している。

今回購入した「新・神戸の残り香」にも海文堂書店が載っているが、残り香のひとつが消えることになった。

また、この本には神戸市立青少年科学館(の25cm屈折望遠鏡)も載っているが、青少年科学館についても最近全く行っていない。こちらは消えることはないと思うが、また機会を見つけて行ってみようかと思う。

当時所属した大学の天文研究会ではここの観望会の手伝いに人を出していたのだが、不真面目な私は結局参加したことがなかった(ごめんなさい)。A(2)さんは行ったことがあるようだ(というわけで、最後は無理矢理天文の話題で締めます)。

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