- 【環境】
- 2021/5/31 0:28 – 1:41/兵庫県明石市/気温19℃/光害レベル:SQM-L測定値=18.7(月齢18.9の月明あり)
- 2021/6/ 1 0:39 – 1:13/兵庫県明石市/気温20℃/光害レベル:SQM-L測定値=18.7(月齢19.9の月明あり)
- 【光学系】ミューロン180C + 純正レデューサー(1780mm F9.9)/ CometBPフィルター
- 【カメラ】ASI294MC Pro
- 【架台・ガイド】ケンコーSE2赤道儀/SVBONY 30mm F4ガイド鏡/ASI120MM Mini
- 【ソフトウェア】<撮影>APT3.84/ <ガイド>PHD2/ <処理>(下記の通り)
- 【撮影法】センサー温度0℃・ゲイン300・オフセット30・60sec x 60コマ/PHD2によるオートガイド
- 【処理法】
- 前処理(リニア):PixInsight – WBPP, ABE, DBE, PCC
- 後処理(ノンリニア):ステライメージ9・Photoshop CC
- 2×2ソフトビニング・1200×1200で切り出し
光害地の自宅にて月明有りの環境下で撮影した、さそり座の球状星団M4。
この球状星団M4は、大型で集中度が低め(シャプレー・ソーヤー集中度で、12段階のうち密な方から数えて9番目)。
さそり座のアンタレスの1.3度ほど西にあるので、望遠鏡や双眼鏡でも見つけやすい。ただ赤緯がマイナス26.5度程度で高度が低く、住宅地の自宅からは見えている時間が限られるし、光害の影響を強く受けるため撮影しにくい。今回は2晩にわたって撮影したが、ガイドが不調なのか星の形がいびつなコマが続出し、結局60秒露光を60コマ分しか確保できなかった。
それでも大型で明るい星団なので、光害地で月明有りの状況下にしては良好に写ってくれたと思う。
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