- 【環境】2022/3/8 22:54 – 3/9 2:04 / 兵庫県明石市/気温 0℃/光害レベル:SQM-L測定値=18.5 – 18.8
- 【光学系】R200SS + エクステンダーPH(1120mm F5.6)/ Comet BPフィルター
- 【カメラ】ASI294MC Pro
- 【架台・ガイド】ケンコーSE2赤道儀/ガイド鏡:ミニボーグ50+クローズアップレンズNo.2/ガイドカメラ:ASI178MM
- 【ソフトウェア】<撮影>N.I.N.A 1.10 HF3/ <ガイド>PHD2/ <処理>(下記の通り)
- 【撮影法】センサー温度0℃・ゲイン200・オフセット30・180sec x 54コマ(合計162分)/PHD2によるオートガイド・ディザリングあり
- 【処理法】
- 前処理(リニア):PixInsight – WBPP, ABE, DBE, PCC
- 後処理(ノンリニア):ステライメージ9・Photoshop
- 2×2ソフトビニング・トリミング有り
光害地の自宅から撮影した、やまねこ座の銀河団「Abell(エイベル)779」。
位置は下図の通り、やまねこ座・かに座・しし座・こじし座の4つの星座の境界付近にある。
この銀河団は、画像中央少し左の一番大きいNGC2832でも視直径が3.3’と小さく、その他は更に小さな銀河が数多く集まっている。そのため、「マルカリアンの銀河鎖」のような派手さはない。下の画像はPixInsightでAnnotateを入れたもの。
昨年秋にR200SSとエクステンダーPHを購入してから初めての「春の銀河祭り」ということで、このような細かな銀河の集まりについても一度試しということで撮影してみたのだが、あまり面白みはなかった。
それで、今回の画像のように小さめの系外銀河が対象で、カラーセンサーでもあまり色が出ず、画像の中心部をトリミングして使うような場合は、画素ピッチがもう少し細かめの小型モノクロセンサーが良いような気がした。そういう訳で、ZWOの「ASI533MM Pro」がちょっと気になっている。
しかしモノクロセンサーの場合、カメラ本体だけでなくフィルターホイールと各種フィルターを揃えるとかなりの金額になってしまうので、踏ん切りがつかないところ。とりあえずフィルターホイールを使わずに、赤外とHαの2種類ぐらいをフィルタードロワーで差し替えて使うのでも良いかも。
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