系外銀河 NGC7814(リトルソンブレロ銀河)

系外銀河 NGC7814
NGC7814 リトルソンブレロ銀河(ペガスス座の系外銀河・光度10.5等・視直径6.3’)
  • 【環境】2022/11/29 19:15 – 22:42/ 兵庫県明石市/気温10℃/光害レベル:SQM-L測定値=18.3-18.9
  • 【光学系】R200SS + エクステンダーPH(1120mm F5.6)/ Comet BPフィルター
  • 【カメラ】ASI294MC Pro
  • 【架台・ガイド】ケンコーSE2赤道儀/ガイド鏡:ミニボーグ50+クローズアップレンズNo.2/ガイドカメラ:ASI178MM
  • 【ソフトウェア】<撮影>APT3.90/ <ガイド>PHD2/ <処理>(下記の通り)
  • 【撮影法】センサー温度0℃・ゲイン200・オフセット30・180sec x 67コマ(合計201分)/PHD2によるオートガイド
  • 【処理法】
    • 前処理(リニア):PixInsight – WBPP, ABE, DBE, PCC
    • 後処理(ノンリニア):ステライメージ9・Photoshop
    • 2×2ソフトウェアビニング・トリミング有り

光害地の自宅から撮影した、ペガスス座の系外銀河NGC7814。

NGC7814は中心部が分厚いエッジオン銀河で、細くて一直線の暗黒帯が見える。おとめ座のソンブレロ銀河(M104)に似ているので「リトルソンブレロ銀河(the little sombrero)」とも呼ばれているようだ。

位置は下図の通り、ペガススの四辺形の星の一つ「アルゲニブ(Algenib)」の近くになる。

NGC7814の位置
NGC7814の位置

この領域の他の系外銀河として一番目立つのは画面下方のIC5381(光度14.9等・視直径1.2’)だが、その他にもPGC番号の付いた暗くて小さな銀河が多くある。

NGC7814近辺の系外銀河
NGC7814近辺の系外銀河

こうしてPixInsightのAnnotate機能で経緯線を入れてみると、写野の辺がちゃんと経緯線に平行になっていないことが分かった。R200SS鏡筒を赤道儀に乗せる際、重量バランス調整の都合上、接眼部を赤緯軸に対して斜めにしているので、カメラもそれに合わせて回転角を調整する必要があるが、これは目分量では難しい。撮影ソフトのプレビュー画面上で星を動かしてみて位置決めするのだが、このときはこの作業を忘れていたようだ。

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