おおぐま座M97、M108とその周辺

M97,M108および周辺の銀河
おおぐま座の惑星状星雲M97(ふくろう星雲・光度11.2等・視直径3.2’)、系外銀河M108(光度10.1等・視直径8.3’)
  • 【環境】2009/1/17 23:43 – /兵庫県多可町/気温:不明/光害レベル:SQM-L測定値=未測定
  • 【光学系】EF 200mm F2.8L II USM -> 開放
  • 【カメラ】Canon EOS Kiss X2(無改造)
  • 【架台・ガイド】スカイメモRによるノータッチガイド
  • 【ソフトウェア】<処理>(下記の通り)
  • 【撮影法】ISO800, 180sec x 6コマ
  • 【処理法】:ステライメージによる処理、2X2ソフトビニング後、トリミング

2009年1月17日に兵庫県多可町にて撮影した画像を処理した。
おおぐま座の系外銀河M108と惑星状星雲M97は、おおぐま座β星(北斗七星の水を入れる側から2番目の星)の近くにあり、眼視でも比較的見つけやすい場所にある。

私が用いている200mmレンズでは個々の星雲・銀河を撮影対象とするには焦点距離が短すぎるので、とりあえずβ星を入れた構図でまとめて撮影してみた。M108は10等、M97は11等と暗めであるが、比較的はっきりと写ってくれた。

元画像の1枚を25%に縮小したもの
元画像の1枚を25%に縮小したもの

これ(↑)は元画像の1枚を25%に縮小したもの。200mmの画角に対して両天体がかなり小さい。それと、当日は空の状態が悪く、かなりカブっている。

それから現地では気がつかなかったが、帰宅してからパソコンで確認すると、周辺の銀河NGC3631(10.4等)、NGC3549(12.0等)も写り込んでいることが分かった。先日のM81・M82の時も同様であったが、この周辺は系外銀河が多く、望遠レンズで撮影すると主対象以外の銀河が写り込むことが多いようだ。NGC3631はメシエ天体並みの明るさがあり、200mmレンズでもフェイスオン銀河であることが分かる。

なお、当日のほぼ同時刻、りんしゃんさんが撮影したM97&M108はこちら。望遠鏡直焦点なので、星雲の細かい様子がよく分かる。

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