Photoshop Elements 8

本日発売になった「Photoshop Elements 8(PSE8)」を購入した。

私が天体写真の画像処理に主に使用しているのは「ステライメージ6」と「Photoshop Elements 5(PSE5)」であるが、PSEのほうは既に6と7のバージョンアップを見送ってきているので、そろそろ最新版にしておこうと思い、今回8にバージョンアップした。なお、購入したのは「Premiere Elements 8」とのセット版にした(動画編集はあまりしないが、割安だったのでなんとなく)。

画像処理工程のうち、PSEを使うのは主にノイズ低減と、最後の微調整、文字入れである。
ステライメージではあまり効果的なノイズ低減ができないので、コンポジットとレベル調整、デジタル現像の後、一旦TIFFに書き出して、PSE8でノイズ低減している。

Photoshop Elements 8のノイズ低減例
Photoshop Elements 8のノイズ低減例

これ(↑)は6月に自宅で撮影したM8のノイズ低減例(ピクセル等倍)だが、元画像は高温による熱と光害のカブリでひどく汚い画像になっている。ダーク画像も適合していないようだ。これをPSEでノイズ低減処理すると、完全ではないがかなりマシになる。さらにこれを縮小すると、更にノイズ感を低減できる。

これをステライメージでフィルター処理などをして、最後にPSEでカラーバランスなどの微調整をしている。

完成画像は↓

M8 干潟星雲
M8 干潟星雲

PSEについては多少不満もある。特に使いにくいのが、16ビットカラーでは適用できない機能があり、そのたびに8ビットカラーに変換しなければならない点だ。なので、16ビットのままで適用できるノイズ低減などの処理以外は、出来るだけステライメージによる処理の後に持ってくるようにしている。

本格的に天体写真処理をするには、ぜひとも「Photoshop」が欲しいところだが、いまのところ安いPSEで何とか間に合わせているという状況だ。

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