- 【環境】2019/2/24 21:03 – 23:32/兵庫県明石市/気温 5℃/光害レベル:SQM-L測定値=18.4
- 【光学系】FLT98CF + フラットナーレデューサー4(約490mm F5)/サイトロンQuad BPフィルター
- 【カメラ】ASI294MC Pro
- 【架台・ガイド】ケンコーSE2赤道儀/笠井ガイドファインダー60/Lodestar Autoguider
- 【ソフトウェア】<撮影>APT/<処理>ステライメージ、DeppSkyStacker、FlatAide Pro、Photoshop CC
- 【撮影法】センサー温度0℃・ゲイン300・180sec x40コマ/APTとPHD2連携によるディザリング
- 【処理法】:3×3ソフトビニング後、トリミング
春の霞んだような空で、SQM-L測定値は18.4と冬期としては悪い。そのためか冷却CMOS+Quad BPフィルタを用いても星雲の淡い部分は光害に埋もれてしまった。
それをかなり強い画像処理で無理にあぶり出したため、ちょっと不自然な「塗り絵的」な画像になってしまった。
下は処理前の画像1コマのみをデベイヤーしただけのもの(4分の1に縮小)。
はっきり見えるのはくらげの頭の部分のみ。あとは足の部分が見えるか見えないかといった程度。この段階で見える部分はそれほど強い処理をしなくても自然な感じで出せる。
このような強い画像処理で最近便利に使っているのが、FlatAide Proの「バッチキャリブレーション補正」。基本のフラット補正で補正しきれなかった背景のムラを除去してくれる。
事前準備については対象天体撮影と同条件で、近くの星野で星雲等が無い領域の画像を1コマ撮影するだけなので簡単。これをシェーディング画像に加工してフラット補正するという仕組み。
ただし対象天体撮影中に曇って中断した場合はその後にこの画像が撮影できなくなるため、最初に撮影しておいた方が良いかもしれない。星を除去してボカシをかけるので、ピントを厳密に合わせる必要も無さそう。
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