M31 アンドロメダ大銀河(ACL200・光害地)

M31 アンドロメダ大銀河
M31 アンドロメダ大銀河
  • 【環境】2020/11/14 22:22 – 11/15 0:59 / 兵庫県明石市/気温10℃/光害レベル:SQM-L測定値=18.5
  • 【光学系】Askar ACL200(200mm F4)/ Comet BPフィルター
  • 【カメラ】ASI294MC Pro
  • 【架台・ガイド】ケンコーSE2赤道儀/SVBONY 30mm F4ガイド鏡/ASI120MM Mini
  • 【ソフトウェア】<撮影>APT3.84/ <ガイド>PHD2/ <処理>(下記の通り)
  • 【撮影法】センサー温度0℃・ゲイン200・オフセット30・180sec x 47コマ/PHD2によるオートガイド・ディザリングあり
  • 【処理法】
    • PixInsight: ダーク・フラット補正、加算平均、DBE
    • Photoshop CC、ステライメージ8による調整
    • 3×3ソフトビニング・トリミングなし

光害地の自宅で撮影した、アンドロメダ大銀河。

200mmにフォーサーズセンサーだと少し小さめになる。本来なら300mm程度ほしいところだが、今回はAskar ACL200を購入したばかりで様々な対象を撮影してみたかったので、あえて使用した。

対光害フィルターにはComet BPを用いた。Quad BPだと銀河外縁部の青っぽい色がどうやっても出てこないが、Comet BPは彩度を上げるとそれらしい色になる。やはり系外銀河にはComet BPのほうが良さそうだ。ただし光害や月光の抑止効果は弱くなるので、撮影のタイミングは暗夜で、光害が減る深夜のほうが良さそうだ。

背景の色ムラは今回もかなり酷かったが、PixInsight(PI)のDynamicBackgroundExtraction(DBE)で目立たなくすることができた。散光星雲や分子雲が全体に分布するようなややこしい画像ではなく、系外銀河が真ん中にあるだけの素直な画像なので、比較的簡単に処理できたと思う。

PIの無料試用期間はあと3日程度で切れてしまうが、まだ数多くの機能を試せずにいる。リニア処理部分は比較的機械的に進められるので、すぐにでもPIに置き換えられるが、ノンリニア処理部分はこれまでステライメージやPhotoshopでの操作に慣れているので、全工程をPIにすぐ移行するのは難しい。高価なソフトなので正式購入するかどうか迷うところだが、同じ金額を機材(ハードウェア)にかけるよりはコストパフォーマンスは良いと思う(高級アイピース一本分ぐらい?)。

また、オブジェクト指向的な考え方は結構好きなので、購入してぼちぼち使っていくことになりそう。Photoshopの個人向け低価格サブスクリプション(フォトプラン)も月額1000円程度とはいえ累積で言えば結構な金額になるし、いつ値上げされるかわからない。早めに移行しておいたほうが良いかもしれない。

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