系外銀河 NGC7479

系外銀河 NGC7479
NGC7479 (ペガスス座の系外銀河・光度11.0等・視直径4.1’)
  • 【環境】2021/10/2 22:45 – 10/3 1:47 / 兵庫県明石市/気温22℃/光害レベル:SQM-L測定値=18.8
  • 【光学系】R200SS + エクステンダーPH(1120mm F5.6)/ Comet BPフィルター
  • 【カメラ】ASI294MC Pro
  • 【架台・ガイド】ケンコーSE2赤道儀/ガイド鏡:ミニボーグ50+クローズアップレンズNo.2/ガイドカメラ:ASI178MM
  • 【ソフトウェア】<撮影>APT3.88/ <ガイド>PHD2/ <処理>(下記の通り)
  • 【撮影法】センサー温度0℃・ゲイン200・オフセット30・180sec x 58コマ(合計174分)/PHD2によるオートガイド
  • 【処理法】
  • 前処理(リニア):PixInsight – WBPP, ABE, DBE, PCC
  • 後処理(ノンリニア):ステライメージ9・Photoshop
  • ピクセル等倍・640×640で切り出し

ペガスス座の系外銀河NGC7479。場所はペガススの首の付根辺りで、四辺形の星の一つ「マルカブ」の近く(下の星図参照)。

NGC7479の位置
NGC7479の位置

これは長い腕が大きなS字形状を描く、特徴的な形をした棒渦巻銀河。視直径は長径で4分程度と小さいので、できるだけ長焦点距離で撮影したいところだが、暗い天体でもあるため、ミューロン180C+レデューサー(1800mm・F10)では露出不足が確実。そこで先日導入したばかりのR200SS+エクステンダーPH(1120mm・F5.6)で撮影した。ただし、R200SS到着すぐに無調整で撮影したので光軸がややズレているためか、星がおにぎり型をしているのが残念。

対光害フィルターとしては、Comrt BPを用いた。光害低減にはQuad BPのほうが強力だが、系外銀河には青~紫成分も通すComet BPのほうが向いていると思う。

合計で3時間弱程度の露光が出来たが、それでも腕の先端などの淡い部分は光害に埋もれ気味になった。ただ、カラーカメラによるワンショット撮影で、2~3時間程度でこの程度写れば十分かと思う。今回のように視直径が10分角未満で、光度が10等級~11等級程度の銀河がこのぐらい写れば、撮影可能対象がこれまでよりもぐっと増えると思う。

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