2023/2/8夜 C/2022 E3 ズィーティーエフ彗星

C/2022 E3 ズィーティーエフ彗星(2023/2/8 20:40-22:53)
C/2022 E3 ズィーティーエフ彗星(2023/2/8 20:40-22:53)・ぎょしゃ座を通過中・ステラナビゲータによる光度=5.6等・明石市
  • 【環境】2023/2/8 20:40 – 22:53/兵庫県明石市/気温 6℃/光害レベル:SQM-L測定値=18.4(月齢18の月明あり)
  • 【光学系】BORG71FL+レデューサー0.72xDGQ(288mm F4.1)/ Comet BPフィルター
  • 【カメラ】ASI294MC Pro
  • 【架台・ガイド】ケンコーSE2赤道儀/ASIAIR Pro/SVBONY 30mm F4ガイド鏡/ASI120MM Mini
  • 【ソフトウェア<撮影&ガイド>ASIAIRアプリ(Android)/ <処理>(下記の通り)
  • 【撮影法】センサー温度0℃・ゲイン200・オフセット30/120sec x 67コマ(134分)
  • 【処理法】
    • 前処理(リニア):PixInsight – WBPP, ABE, DBE, 彗星核基準で加算平均(星消去)
    • 後処理(ノンリニア):PixInsight・ステライメージ9・Photoshop    
    • 2×2ソフトウェアビニング・トリミング有り・星は20:40時点の位置で合成

昨夜(2023/2/8夜)に光害地の自宅から撮影したZTF彗星(C/2022 E3)。

ZTF彗星は日ごとに暗くなっており、2月5日夜にはうっすら写っていたイオンの尾が今回は写らなくなってしまった。ダストの尾は残っているので、まだ彗星らしい姿に見える。

7cm10倍の双眼鏡による眼視では、相変わらず大型の球状星団のようにボヤっとした丸い光芒に見えるが尾は見えないし、背景に埋もれ気味で非常に淡い。光度が下がるにつれてどんどん見にくくなってきているようだ。


昨年12月から今年1月にかけてはバルコニーから通常見えない北東~北の空にいたため、AZ-GTiをカメラ三脚で高く持ち上げて自宅の屋根越しに撮影していた。

AZ-GTiを高く持ち上げて北天を撮影

しかし2月に入ってから彗星がバルコニーから見える北西の空に移動したので、もう持ち上げる必要がなくなった。そのためAZ-GTiから普段使っているSE2赤道儀に乗せ換えた。

普段使っているSE2赤道儀に乗せ換え

やはりSE2赤道儀の方がガイドが安定している。AZ-GTiは通常でも±4秒角ぐらいの誤差があり、時折突発的に8秒以上の大きなズレを生じるなど安定性に欠ける。一方SE2赤道儀は同じガイドシステムを使っても±1秒角以内に収まり、突然の乱れもなく安定している。

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