こと座の球状星団M56

こと座の球状星団 M56
こと座の球状星団 M56(光度9.1等・視直径7’)
  • 【環境】2024/8/11 0:28 ~ 2:32 / 兵庫県明石市/気温 28℃/光害レベル:SQM-L測定値=19.0
  • 【光学系】R200SS + エクステンダーPH(1120mm F5.6)/ Comet BPフィルター
  • 【カメラ】ASI294MC Pro
  • 【架台・ガイド】ケンコーSE2赤道儀/ガイド鏡:ミニボーグ50+クローズアップレンズNo.2/ガイドカメラ:ASI178MM
  • 【ソフトウェア】<撮影>N.I.N.A 3.1/ <ガイド>PHD2/ <処理>(下記の通り)
  • 【撮影法】センサー温度0℃・ゲイン200・オフセット30・120sec x 50コマ(合計100分)/PHD2によるオートガイド・ディザリングあり
  • 【処理法】
    • 前処理(リニア):PixInsight: WBPP, ABE, DBE, PCC, BlurXTerminator, NoiseXTerminator
    • 後処理(ノンリニア):ステライメージ9・Photoshop
    • ピクセル等倍・トリミングあり

光害地の自宅で撮影した、こと座の球状星団M56。位置は下図の通り。

M56の位置

上の星図で分かるようにM56は夏の天の川の中にあるため、周囲には星が多い。そのためM56の縁と天の川の星がまじりあって、どこまでがM56なのか分かりにくい。

下の画像はトリミング無しのものだが、こちらの方が天の川の星の中に浮かんでいる感じが出ている。

M56 トリミング無し

画像処理としては、BXT(BlurXTerminator)を使って星の形状を整えている。これまでピクセル等倍で切り出しを行うと、どうしてもガイドずれや気流によるみじみ・ゆがみ等が発生していたが、BXTはこれを一発で補正してくれる。とくに球状星団への効果はかなり高いように思う。

また、星が主役なので、星の彩度を高めにしている。

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