2023/1/21未明 C/2022 E3 ズィーティーエフ彗星

C/2022 E3 ズィーティーエフ彗星(2023/1/21 3:54-5:33)
C/2022 E3 ズィーティーエフ彗星(2023/1/21 3:54-5:33)・うしかい座を通過中・ステラナビゲータによる光度=5.9等・明石市
  • 【環境】2023/1/21 3:54 – 5:33/兵庫県明石市/気温 2℃/光害レベル:SQM-L測定値=19.1
  • 【光学系】BORG71FL+レデューサー0.72xDGQ(288mm F4.1)/ Comet BPフィルター
  • 【カメラ】ASI294MC Pro
  • 【架台・ガイド】AZ-GTi赤道儀モード/ASIAIR Pro/SVBONY 30mm F4ガイド鏡/ASI120MM Mini
  • 【ソフトウェア<撮影&ガイド>ASIAIRアプリ(Android)/ <処理>(下記の通り)
  • 【撮影法】センサー温度0℃・ゲイン200・オフセット30/180sec x 23コマ(69分)
  • 【処理法】
    • 前処理(リニア):PixInsight – WBPP, ABE, DBE
    • 後処理(ノンリニア):PixInsight・ステライメージ9・Photoshop
    • 2×2ソフトビニング・トリミング有り
  • 【彗星と恒星の位置関係】
    • 下記の通り3:54の位置に調整。
    • ①彗星核基準で加算平均・シグマクリッピングで恒星消し(PixInsght)。
    • ②3:54の単一コマの恒星のみ抽出(StarNet++)。
    • ①に②を覆い焼き加算(Photoshop)。

今朝は曇り予報だったので撮影の予定は無かったが、たまたま早く目が覚めて外を見ると快晴だった。それで慌てて機材をセットして撮影を始めたが、画像を確認すると結構かぶりが多い。快晴だと思っていたがよく見ると薄雲が次々と通過しているようだ。

そのため2時間ぐらい撮影したうち、使えるのは3分×23コマ(69分)だけになった。しかも途中でガイドが乱れたので、単純に加算平均合成すると星の線が飛び飛びになる上に、途中でずれているので大変見苦しくなった。そこで今回は彗星核基準の画像からシグマクリッピングで星を消し、それに3時54分の時点の単一コマ画像の恒星のみをStarNet++で取り出して合成した。ただし星消し画像では恒星を完全に消しきれず、彗星の移動方向(南北)にノイズのような筋が残ってしまった。

このように薄雲気味の空だったためか、イオンの尾は淡く一昨日(1/19)より写りが悪い。ダストの尾は徐々に長く伸びてきているようで、イオンの尾と共にV字型に見える。さらにイオンの尾と反対側にもうっすらと伸びてきているように見える。これはメインのダストの尾と別に伸びているのか、もしくはダストの尾が150°ぐらいに広がっていて、その濃い部分が2か所あるのか、どちらだろうか。

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