2023/1/22未明 C/2022 E3 ズィーティーエフ彗星

C/2022 E3 ズィーティーエフ彗星(2023/1/22 4:35-5:59)
C/2022 E3 ズィーティーエフ彗星(2023/1/22 4:35-5:59)・りゅう座を通過中・ステラナビゲータによる光度=5.8等・明石市
  • 【環境】2023/1/22 4:35 – 5:59/兵庫県明石市/気温 0℃/光害レベル:SQM-L測定値=19.2
  • 【光学系】BORG71FL+レデューサー0.72xDGQ(288mm F4.1)/ Comet BPフィルター
  • 【カメラ】ASI294MC Pro
  • 【架台・ガイド】AZ-GTi赤道儀モード/ASIAIR Pro/SVBONY 30mm F4ガイド鏡/ASI120MM Mini
  • 【ソフトウェア<撮影&ガイド>ASIAIRアプリ(Android)/ <処理>(下記の通り)
  • 【撮影法】センサー温度0℃・ゲイン200・オフセット30/180sec x 29コマ(87分)
  • 【処理法】
    • 前処理(リニア):PixInsight – WBPP, ABE, DBE, 彗星核基準で加算平均
    • 後処理(ノンリニア):PixInsight・ステライメージ9・Photoshop
    • 2×2ソフトビニング・トリミング有り

今日(2023/1/22)未明に光害地の自宅から撮影したZTF彗星(C/2022 E3)。この彗星は昨日まではうしかい座に居たが、今日からはりゅう座に移動して北極星方面へ向かっている。光度はステラナビゲータ表示値で5.8等。

今朝は快晴でSQM-L測定値も19.2と自宅にしては良好だったが、空を見ると星が少なめでぼんやりと霞んだ印象だった。とりあえず撮影をしてみると輝星が滲んでいるので、やはり薄雲があるようだ。それでも一応写るようなのでそのまま撮影し、87分間のコマを彗星核基準で加算平均合成した。

結果は上の画像を見て分かるように星が滲んでおり、背景のムラもひどかった。それでも何とか無理やり補正して尾をあぶりだした。ZTF彗星の尾は一日違いで結構形を変えているようだ。イオンの尾は淡いため薄雲と光害に埋もれてあまり見えないが、ダストの尾は濃く長くなってきている。イオンの尾とダストの尾のなす角度がどんどん狭くなってきているようだ。またイオンの尾と反対側にアンチテイルのようなものがあるが、これも昨日より濃くはっきりしてきている。

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