散開星団M46と惑星状星雲NGC2438

散開星団M46と惑星状星雲NGC2438
とも座の散開星団M46(光度6.0等・視直径24’)と惑星状星雲NGC2438(光度10等・視直径1.2’)
  • 【環境】2023/2/27 19:22 ~ 21:13 / 兵庫県明石市/気温 6℃/光害レベル:SQM-L測定値=18.3(月齢7.2の月明あり)
  • 【光学系】R200SS + エクステンダーPH(1120mm F5.6)/ Comet BPフィルター
  • 【カメラ】ASI294MC Pro
  • 【架台・ガイド】ケンコーSE2赤道儀/ガイド鏡:ミニボーグ50+クローズアップレンズNo.2/ガイドカメラ:ASI178MM
  • 【ソフトウェア】<撮影>N.I.N.A 2.1/ <ガイド>PHD2/ <処理>(下記の通り)
  • 【撮影法】センサー温度0℃・ゲイン200・オフセット30・120sec x 51コマ(合計102分)/PHD2によるオートガイド・ディザリングあり
  • 【処理法】
    • 前処理(リニア):PixInsight: WBPP, ABE, DBE, PCC, BlurXTerminator, NoiseXTerminator
    • 後処理(ノンリニア):ステライメージ9・Photoshop
    • ピクセル等倍・トリミング有り

とも座の散開星団M46と、その中にある惑星状星雲NGC2438。光害地の自宅から今年2月に撮影していたが未処理のままになっていたのを、今になってやっと処理した。そのため季節がほとんど逆になってしまった。月齢7の月明がある中での撮影だが、対象が散開星団と惑星状星雲ということで輝度が高く、ほとんど影響は無かったものと思う。

位置は下の星図の通りで、シリウスの東側になる。

M46とNGC2438の位置

散開星団の中に惑星状星雲が入っているという面白い配置だが、たまたま同じ方向に見えるだけで物理的な関りは無いようだ。

このM46&NGC2438の組み合わせは3年前の2020年3月にも、同じ光害地の自宅からFLT98で撮影していた。

このぐらいの焦点距離のほうが、M46が星団らしく見える。今回の画像は焦点距離が長すぎ、M46がばらけてしまって星団のように見えにくい。そのかわり、惑星状星雲NGC2438の細かなところまで分かるようになった。

惑星状星雲NGC2438(ピクセル等倍切り出し)

NGC2438の中心星は、WiKiによると「17.7等の白色矮星」とのこと。したがって、リング内で少し右上にずれた白い星は明るすぎる(13等ぐらい)。おそらく中心にうっすらと青く見える星ではないかと思う(自信なし・・・)。

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